ニュース

ポケットに入れたり首からぶら下げたりできる「GPD MicroPC 2」が9月末に国内発売

GPD MicroPC 2 天空オリジナルパッケージ

 天空は、GPD Technology製の7型UMPC「GPD MicroPC 2 天空オリジナルパッケージ」を9月下旬に発売する。価格は8万8,000円だが、予約価格は8万5,000円となる。

 GPD MicroPC 2は、GPDが6月に発表した7型サイズのUMPC(Ultra Mobile PC)。本体サイズは約171.2×110.8×23.5mm、重量は約500gとなっており、ズボンのポケットに入れたり、ストラップホールも備えているため、首からぶら下げたりできる。

 初代は純粋なクラムシェルPCであったが、GPD MicroPC 2はタッチに対応し、T字型ヒンジでディスプレイが180度反転するためタブレットとして使えるようになった。ディスプレイは1,920×1,080ドット表示対応、画素密度は314dpi、輝度は500cd/平方mのLTPS液晶で、表面に第6世代Corning Gorilla Glassを備え、指紋防止コーティングを施した。

ズボンのポケットに入れたり、首からぶら下げたりできる
本体サイズと重量
T字型ヒンジでタブレット形態に
クラムシェルからタブレットへの変形は左回転だ
タブレットモードで使用しているところ。7型のため片手でも楽々持てる

 キーボードのキーピッチは12mmとなっており、両手で本体を掴んだまま親指でタイピングできるほか、机に置いた状態でもタイピングは可能。タッチパッドはキーボードの奥に備えている。

 筐体は韓国LG-DOW 121H耐衝撃ABS樹脂を採用し、耐衝撃性を高めた。また、バッテリを抜いても駆動するバイパス給電や、充電しきい値の設定なども行なえるようになった。従来モデルはCPUにGemini Lakeを搭載していたが、GPD MicroPC 2はTwin LakeのIntel N250となり、性能が約3倍に向上。メモリは16GBのDDR5、ストレージは512GBのSSDを搭載する。

両手で掴んで親指でタイピングできる
Intel N250の搭載により、性能が初代から3倍に向上
キーボードの配列
キーピッチは12mmのため、窮屈ではあるが机に置いたままギリギリタイピングはできる。参考までに、Libretto 20~60はキーピッチが13mmだった
耐衝撃筐体の採用
バイパス給電に対応する

 小型の割にインターフェイスも充実しており、USB 3.2 Gen 2 Type-C 2基(DisplayPort Alt Mode対応)、USB 3.2 Gen 2 2基、HDMI 2.1出力、2.5Gigabit Ethernet、microSDカードスロット、音声入出力などを搭載。電源ボタンは指紋センサー一体型となり、従来と比較してログインが容易となった。

 なお、天空オリジナルパッケージでは、専用ケース、指紋防止液晶ガラスフィルム、液晶クリーナー、オリジナルストラップ、国内保証1年が付属する。

充実のインターフェイスを搭載
指紋センサー内蔵の電源ボタン
そのほかの主な仕様
天空オリジナルパッケージの内容
GPD MicroPC 2の天板
本体背面のインターフェイス。USB 3.2 Gen 2 Type-C(DisplayPort Alt Mode対応)、microSDカードスロット、USB 3.2 Gen 2、HDMI、2.5Gigabit Ethernet
右側面はUSB 3.2 Gen 2と電源ボタン
左側面は3.5mm音声入出力
底面の吸気口のデザインなど
キートップの拡大。ストロークは浅めで高速に入力可能。少なくともGPD WIN Miniのそれよりは使いやすい
GPD Pocket 4(右)との比較