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日本でも明日発売。Seagateの熱アシスト磁気記録採用30TB HDD

IronWolf Pro 30TB

 Seagateは7月15日(米国時間)、熱アシスト磁気記録(HAMR)技術を搭載した30TBのHDD「Exos M」および「IronWolf Pro」を全世界においてチャネル販売開始した。日本のAmazonでも30TBのIronWolf Proが7月18日に発売となっているのが確認できる。価格は14万9,980円。

 今回チャネル販売されるExos MおよびIronWolf Proは、独自の「Mozaic 3+」プラットフォームおよびHAMR技術を採用し、最大30TBの大容量を実現した。これまでこれらの30TB HDDはハイパースケールクラウド顧客など限定出荷してきた。

 現在、世界のデータの約90%はわずか10カ国に保管されている。しかしAIワークロードが拡大していくにつれ、150に近い国がデータ主権(データを自国に保管すること)を要件に挙げているため、データはエッジ側に寄りつつある。今回のチャネル販売開始はこうしたニーズに応えたもの。

 容量30TBのIronWolf Proのモデル番号は「ST30000NT011」。インターフェイスはSATA 6Gbpsで、CMR記録方式やヘリウム封止技術を採用。回転数は7,200rpm、キャッシュは512MB、最大シーケンシャル転送速度は275MB/s。3年のデータ復旧サービス、5年保証が付属する。