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Grok 4、自らを「メカヒトラー」と呼ぶ不具合を修正

 xAIは7月15日、AIモデル「Grok 4」の複数の不具合を修正したと報告した。

 1つ目は、Grok 4に対して苗字を質問した際、「メカヒトラー」と回答してしまうというもの。xAIは「Grok 4自身の苗字がないのでインターネット上を検索し、望ましくないミームを利用してしまった」ためだと説明している。7月8日頃から確認されていたヒトラーを称賛する類の極端な表現を生成してしまう不具合(こちらは既に対応済み)との関連性は明らかにされていない。

 2つ目は、Grok 4に対して意見を求めた際、開発元のxAIや同社創業者であるイーロン・マスク(Elon Musk)氏の見解を引用してしまうというもの。本来はAIとして特定の意見は持ち合わせていないと判断すべきところ、xAIのサービスとしてのGrok 4と解釈してしまったことが原因だという。

 これらについてはプロンプトの調整で対応されており、詳細情報はGitHub上で確認できる。