「画像の説明」がローカルで処理できるCopilot+ PC新機能。Windows 11 InsiderのDevチャネルで展開

Copilot+ PCではローカルで「画像の説明」ができるように

　Microsoftは7月14日(米国時間)、Windows InsiderのDevチャネル向けにWindows 11 Insider Preview Build 26200.5702(KB5062653)を配信開始した。

　ビルド26200.5702では、Copilot+ PCで使える「Click to Do」の機能に「画像の説明」アクションを追加。画像やチャート、グラフの上でWindowsキーを押しながらクリックすると、それに関する詳細な説明を取得でき、視覚的なコンテンツの概要をすばやく把握できるようになる。

　このアクションを初めて実行する際には必要なモデルが自動的に設定される。そしてその画像に関する説明はデバイス上でローカルに生成されるため、機密データをPC上に保持したままにすることができる。

　画像の説明アクションはまずSnapdragon搭載のCopilot+ PCで提供開始される。AMDおよびIntel CPUを搭載したCopilot+ PCのサポートは近日中に開始される見込み。

　この機能以外にも、最新のアップデートが利用可能になった時点で受け取る設定トグルがオンの場合、いくつかの機能やバグ修正が順次展開される。

Click to Doの画像の説明アクション

プライバシー確認ダイアログは、全体が暗転するように

• 管理者ユーザーのフローティング管理者権限を保護し、ジャストインタイムの管理者権限ですべての管理機能を実行できるようにする「管理者保護」
• アプリ権限に関するプライバシー確認ダイアログのデザイン更新
• PowerShell 2.0が非推奨となり削除へ
• タスクバー内の無関係なアプリアイコンにマウスを移動した際にランダムにファイルエクスプローラーのプレビューウィンドウが表示される可能性がある問題の修正
• アニメーションをオフにしていても、タスクバーの検索ボックスにアニメーションが表示されることがある問題の修正
• アプリから表示した際にファイル操作の進行状況ダイアログが表示されなくなる可能性がある根本的な問題の修正
• 多数の小さなファイルが含まれたzipファイルの抽出性能の向上
• ファイル エクスプローラー起動時にホームが再び白く点滅する問題の修正
• 箇条書きリスト読み取り時に、Microsoft 365ファイルのAIの要約アクションのアクション結果キャンバスウィンドウでナレータースキャンモードが正しく機能しない可能性がある問題の修正
• ライブキャプションの不透明度変更の効果が反映されない問題の修正
• PCのロックを解除した際に、ダイナミックライティングがCPUを過剰に消費することがある問題の修正
• ゲームとデスクトップ解像度が一致しない場合、Alt+Tabの切り替えでゲームに戻ったあと、ゲームコンテンツがカーソルの位置と同期しなくなる可能性のある問題の修正
• 時刻と言語→言語と地域に移動すると設定がクラッシュする可能性がある問題の修正
• Windowsファイアウォールの構成が正しく読み取られていない問題が原因でイベントビューで予期しないエラー2042が表示される問題の修正
• 通知を操作している時に、アプリがフォアグラウンドに表示されない可能性がある根本的な問題の修正