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ASUS製Chromebookが鉛筆で操作できるように。純正ペン紛失対策
2025年7月3日 12:38
ASUS JAPANは、教育現場向けChromebookの一部モデルで、HB~2Bの鉛筆や2mm芯対応のシャープペンシルを用いた画面操作を可能にする「ペンシルライティング」機能の提供を開始した。ChromeOSのアップデートを通じて提供される。
対応モデルは以下の通り。
- Chromebook CZ11 Flip(CZ1104FM2A)
- Chromebook CZ12 Flip(CZ1204FM2A)
- Chromebook CR11 Flip(CR1104FGA)
- Chromebook CR12 Flip(CR1204FGA)
- Chromebook CR11 Flip(CR1104FTA)
- Chromebook CR12 Flip(CR1204FTA)
この機能により、スタイラスペンがなくても手軽に画面に書き込みができるようになる。スタイラスペンはPC本体以上に紛失や故障の可能性が高いことから交換コストなどが問題となっており、復旧費用を家庭負担としている自治体も多いとされる。ASUSは現状を踏まえ、鉛筆による書き込み機能でこの課題に対応し、教育現場の利便性向上を目指したとしている。
パームリジェクション機能にも対応しており、手のひらが画面に触れても誤動作しにくい。試験実施時などの細かな操作が必要な場合には純正スタイラスペンでの書き込みを推奨しているほか、鉛筆やシャープペンシルを使用する際には横画面で使用するよう呼び掛けている。
本機能はChromeOS 137(137.0.7151.86)以降で対応する。オンラインアップデートを通じて自動的に配信・適用されるため、対象機種を利用する教育機関では追加操作なく利用可能だ。