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PNGが約20年ぶりの仕様改訂。HDRやアニメーションのサポートなど

 PNG Working Groupは24日、PNG(Portable Network Graphics)仕様の第3版をW3C勧告として公開した。第2版のW3C勧告は2003年11月で、約22年ぶりとなる。

 第3版では、色空間などのメタデータを格納する機能が追加され、HDRおよびWCG(Wide Color Gamut)の画像がサポートされた。HDRコンテンツのトーンマッピングに向けた機能も加えられ、異なるプラットフォーム間でより一貫した色表現が可能となった。

 また、PNGでアニメーション表現ができるAPNG(Animaated PNG)を公式にサポート。APNGは、PNGをベースに機能を拡張した独自のファイルフォーマットとして以前から存在していたが、今回PNGの標準仕様として統合されたかたち。

 そのほか、これまで拡張仕様とされていたEXIFメタデータの格納機能が標準仕様へと移動。PNGファイルへのEXIFの埋め込みがデフォルトで行なえるようになった。