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PCIe 7.0が正式リリース。光接続のPCIe実現に向けた仕様も

 PCI-SIGは11日、AIワークロードなどに向けて128GT/sの帯域幅を実現した「PCIe 7.0」を正式リリースした。

 PCIe 7.0では、PCIe 6.0と比べて2倍、PCIe 5.0と比べて4倍となる128GB/sの帯域幅を確保し、16レーン構成で最大512GB/sの双方向転送を実現。PAM4信号方式やFlitベースのエンコーディングを採用するほか、電力効率の向上などを図った。一方で、これまでのPCIe規格との下位互換性も維持している。

 広帯域で低遅延な接続により、負荷の高いAIワークロードにも対応できるとし、ハイパースケールデータセンターやHPCなどでも活用できるとしている。

 あわせて、PCI-SIGでは「Optical Aware Retimer Engineering Change Notice」も発表。PCIe 6.4および7.0規格に盛り込まれるもので、光ファイバーなどを通じたPCIe接続を可能にする仕様となる。PCIe 6.4/7.0準拠のシステムへシームレスに光技術を統合できるようになるほか、より長距離でのラックやポッドの接続、銅線よりもコンパクトなシステム実装などが行なえるようになるとしている。