ニュース
操作はフィルムなのに中身はデジタルなカメラ「YASHICA FX-D」
2025年6月4日 17:24
クラウドファンディングのKickstarterにて、フィルムカメラのように撮影できるデジタルフィルムシミュレーションカメラ「YASHICA FX-D」シリーズの出資募集が行なわれている。期間は日本時間7月1日の7時42分まで。現時点での最小出資価格は4,541香港ドルとなっている。なお今後価格は変動する予定。
往年の35mmフィルムカメラ「YASHICA FX-3」からインスピレーションを得た製品で、アナログ体験を尊重したデジタルカメラ。Ruby 60s、Sapphire 70s、Golden 80s、400、MONO 400、B&W 400の6パターンのフィルムシミュレーションを搭載し、フィルム時代の色調や撮影感覚を再現するという。
フィルムカメラでは当たり前だったマニュアルでのフィルム巻き上げ操作を導入することで、シャッターチャンスを「儀式」にできるとしている。通常のデジタルカメラモードもあり、高画質な写真のほか、4K/30fpsでの動画撮影も可能だ。
ラインナップは「FX-D 100」、「FX-D 300」、「FX-D S300」3機種となっている。いずれのモデルも比率4:3の2.8型LCDディスプレイを搭載している。
FX-D 100はコンパクトで直感的な操作性、1,300万画素のソニーIMX458センサーを搭載したベースモデル。3倍光学ズームレンズを搭載し、焦点距離は35mmフルサイズ換算で25mm~76mm、絞りはF1.6~2.8、フォーカス範囲は広角が0.5mから、望遠が1mからとなっている。
FX-D 300はセンサーサイズ1/1.56型の5,000万画素CMOSセンサーを搭載したプロフェッショナルモデル。35mmフルサイズ換算で24mmの単焦点標準レンズを搭載し、フォーカスはビルドイン、レンズ径は49mm、絞りはF1.8となっている。
FX-D S300は、FX-D 300にEVFを搭載した最上位モデル。性能はFX-D 300と同等で、EVFは0.32型OLED、解像度は144万ドット、画角は100%となっている。