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旅客機でのバッテリの輸送が4月1日より禁止に

 国際民間航空機関(ICAO)はカナダ時間の22日、旅客機が貨物としてリチウムイオンバッテリを輸送することを禁止する措置を可決したと発表した。

 リチウムイオンバッテリは、輸送の衝撃などにより不具合が発生すると発火に繋がることがある。今回の措置は、安全な航空のため航空機製造会社やパイロット組合などからの要望を受けてもの。ICAOでは、2018年までに、リチウムイオンバッテリの製法の基準について検討を続けるが、暫定措置として、2016年4月1日より適用される。

 対象となるのは単体のリチウムイオンバッテリで、ノートPCなど個人の電子機器に内蔵され、手荷物として持ち込むものは除外される。

 なお、各航空会社では既に旅客が予備のリチウムイオンバッテリ単体を預け入れ荷物とすることを禁止している。

(若杉 紀彦)