米国際便へのノートPC持ち込み禁止措置拡大は回避

　米国土安全保障省長官のジョン・ケリー氏は28日(現地時間)、米国に到着する国際便に関する保安検査の強化策を発表した。高まる米国に対するテロ脅威への対策だが、乗客のノートPCの持ち込み禁止の拡大は回避された。

　2016年にソマリアの航空機でノートPC型の爆発物が持ち込まれ爆発したことなどを受け、米国は2017年3月に中東および北部アフリカから米国への国際便にノートPCを含む携帯電話より大型の電子機器の持ち込みを禁止することを決定した。今回の保安検査強化の拡大決定により、今後数週間から数カ月のうちに、乗客および手荷物は、より厳格な検査を受けることになる場合がある。

　一方で、懸念されていた機内への持ち込み/預け入れ可能な荷物の制限について、対象は拡大されないこととなり、今後もノートPCなどを手荷物として機内に持ち込める。