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アイ・オー、PIP/POP対応の40型4Kディスプレイ
~FreeSync対応の28型4Kモデルも
(2015/12/1 11:00)
株式会社アイ・オー・データ機器は、4K解像度(3,840×2,160ドット)に対応した40型と28型の液晶ディスプレイ2製品を12月下旬に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は順に99,360円、64,584円。
40型「LCD-M4K401XVB」はパネルにVA方式を採用し、上下左右の視野角で178度を確保。表示部の横幅は878.1mm、縦幅は485.4mmながら広い範囲で輝度変化と色変化を起こしにくい。
一方の28型「LCD-M4K282XB」はTN方式のパネルを採用。視野角は上下160度で左右170度と劣るが、その分応答速度が速くオーバードライブ時の中間色では2.2msを実現する。こちらの製品はLCD-M4K281XBの刷新版となり、HDMI 2.0対応により60Hz表示が可能になるといった改良が施されている。
それぞれピクチャーインピクチャー(PIP)とピクチャーアウトピクチャー(POP)表示をサポートし、PIPでは画面内の別の入力系統の映像を小さく重ねて表示でき、POPではディスプレイの左右それぞれに別系統の映像を同時出力できる。また、超解像技術を使うことで解像度の低い映像を補正し、鮮やかに表示可能という。10bitカラー(10.7億色)やブルーライト低減機能も搭載する。
映像入力インターフェイスは両製品とも同じで、DisplayPort、HDMI入力×3(1基はMHL対応)、ミニD-Sub15ピンを装備。このうちDisplayPortと1基のHDMIが60Hz表示に対応している。
40型液晶ディスプレイ「LCD-M4K401XVB」
40型の「LCD-M4K401XVB」はリビングなどでの利用が想定された大きさのため、スタンドのチルトやスイベルには非対応。画面の設定などを行なえる赤外線リモコンが付属しており、ゲーム機やレコーダーと連動が可能なCEC(Consumer Electronics Control)もサポートする。
主な仕様は、表示色数が10.7億色(DisplayPortおよびHDMI接続時)/約1,677万色(ミニD-Sub15ピンおよびMHL接続時)、中間色の応答速度は8.5ms(オーバードライブ時は2.6ms)、輝度350cd/平方m、コントラスト比5,000:1。
インターフェイスは、USB 3.0、ステレオミニジャック入力/出力、6+6Wスピーカーを備える。
スタンドを含めた本体サイズ/重量は906×228×567mm(幅×奥行き×高さ)/約12.4kg。付属品として、DisplayPortケーブル、HDMIケーブル、リモコンが付属。
以下、事前説明会で展示されていたサンプル機の写真を掲載している。
28型液晶ディスプレイ「LCD-M4K282XB」
28型の「LCD-M4K282XB」は、ティアリングやスタッタリングを防止するFreeSyncをサポート。最小2.2msと高速な応答速度を活かしてゲーミングディスプレイとしての活用を期待できる。LEDバックライトのチラツキをなくすフリッカーレス仕様で、目への負担を軽減する。
主な仕様は、表示色数が10.7億色(DisplayPortおよびHDMI接続時)/約1,677万色(ミニD-Sub15ピンおよびMHL接続時)、中間色の応答速度は5ms(オーバードライブ時は2.2ms)、輝度300cd/平方m、コントラスト比1,000:1。
インターフェイスは、USB 3.0、ステレオミニジャック入力/出力、3+3Wスピーカーを備える。
スタンドは上23度~下5度のチルト、左右320度のスイベル、右90度のピボットに対応。スタンドを含めた本体サイズ/重量は663×245×427~557mm(同)/約8.3kg。付属品は、DisplayPortケーブル、HDMIケーブル。