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パナソニック、手作りLet'snote工房2014を開催
~「Let'snote SX3」の組み立てに50組の親子が挑戦!
(2014/8/25 06:00)
パナソニックは、8月23日、兵庫県神戸市のパソナニック ITプロダクツ事業部神戸工場において、小学4年生~高校3年生までを対象にした「手づくりLet'snote工房2014」を開催した。
子どもたちのモノづくり体験の場として、今年で12年目、14回目を迎えた同イベントは、実際にLet'snoteを生産している神戸工場を活用してPCの組み立てを行なうもので、今回は、2014年夏モデルである「Let'snote CF-SX3」の組み立てに、342人の応募の中から選ばれた50組の親子が挑戦した。参加費用は12万円。組み立てたPCは、そのまま持ち帰ることができる。
兵庫県内からは16組が参加したほか、埼玉県、福岡県からも参加。応募では秋田県、鹿児島県からも申し込みがあったという。
また、50人中、男の子が32人、女の子が18人。学年別では、小学校4年生が9人、5年生が3人、6年生が12人、中学校1年生が4人、2年生が9人、3年生が4人、高校1年生が5人、2年生が3人、3年生が1人と、幅広い分布となった。
組み立てた「Let'snote CF-SX3」は、光学ドライブを搭載しながら、軽さと長時間駆動、頑丈、高性能を実現したオールインワンのモバイルノートPC。28本のネジを含む、25種類45点の部品を使用。参加者自らが組み立てて、自分の名前が刻まれたオリジナルネームプレートを貼り付けた、世界にたった1台のオリジナルPCを完成させた。
本体カラーは2色から選択が可能で、シルバーを選択した参加者が31人、ブラックが19人。カラー天板では一番人気がマリアナブルー、次いでライトニングオレンジ、ファンダムパープルの順となった。
また、キーボードでは16人がローマ字すっきりキーボードを選択した。
午前9時30分からの開校式で、パナソニックAVCネットワークス社ITプロダクツ事業部・原田秀昭事業部長は、「今日は、Let'snoteの組み立てにがんばって挑戦してほしい。モノづくりを体験してもらい、さらに神戸工場の中も見学してもらうことになるが、それらを通じて、考えたり、思ったり、勉強になることもあるはず。ぜひ楽しんでほしい。そして、パナソニックおよびLet'snoteのファンになってほしい」と述べた。
組み立て作業は、午前10時過ぎからスタート。午前11時30分頃には組み立てが完了。生産ラインでは動作検査を含めて約45分で完成するが、組み立て教室では、約1時間30分をかけて完成させたことになる。
なお、通常は複数の作業者で1台を組み立てるが、この日の特別イベントとして、ラインで生産を行なっている「匠」が、1人で組み立てに挑戦。わずか6分34秒で組み立てた。
一方、パソナニック エナジーデバイス事業部の専任講師によるオリジナル乾電池を制作する「電池教室」が行なわれたほか、各種検査室の見学や、電動ドライバーやハンダを使用してアクティブスピーカーの制作を体験するなど、参加者は、モノづくりにどっぷりと浸かった1日になった。
午後3時15分過ぎから行なわれた閉校式では、パナソニック AVCネットワークス社ITプロダクツ事業部神戸工場・清水実工場長が挨拶。「動かないPCがあったら明日も来てもらおうと思ったが、無事、全員のPCが起動した」と参加者全員の健闘を評価。「神戸工場では心を込めてPCを作っている。世界一、心が込められたPCであると自負している。今日は、みんなの気持ちもたくさん込められている。宇宙一、心が込められたPCである。自分の相棒として、沢山使ってほしい」とした。また、「3つの宿題」として、「作ったPCは忘れずに持って帰ること、この機会を作ってくれたお父さんやお母さんに感謝すること、楽しいと感じてもらったこのモノづくりの思い出を覚えてもらい、将来の日本を支えるような大きい大人になることを期待している」と語った。
手作りLet'snote工房2014の様子を写真で見てみよう。