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NVIDIA、書道家の涼風花さんも満足するペン機能など「Tegra Note 7」を紹介
(2013/12/2 17:50)
NVIDIAは2日、国内発売を発表した「Tegra Note 7」の機能などをデモを交えて紹介する関係者向けイベント「Tegra Note 7 Experience Day」を都内で開催した。Tegra Note 7の詳細については、関連記事を参照されたい。
冒頭で挨拶したNVIDIA Japanマーケティング本部長 林憲一氏は、Tegra Note 7について「ハードウェア、ソフトウェア、エコシステムの一部などをプラットフォームとして提供することで、パートナーがTegra 4搭載タブレットをすぐに販売できるようにするためのもの」と説明。また、「プラットフォームにしてパートナーが販売することで、Tegra 4に込めた機能を使ってもらえ、世界中に販路広げられる」と、パートナー、NVIDIAの双方にとってメリットのある存在であることを強調した。
ちなみに、NVIDIAではTegra 3を発表した際に、「KAI」と呼ばれるタブレットプラットフォームを公開したことがある。実は、これをベースにしたものがGoogleの「Nexus 7(2012)」であったのだが、今回は、このプラットフォーム展開をより拡大するものとなる。
ワールドワイドでは、GIGABYTE、EVGAなど5社から発売されるそうだが、国内ではZOTAC製品がローンチパートナーに選ばれた。ZOTACは従来よりビデオカードやマザーボードなどのパートナーとして提携してきたが、Tegra Note 7を皮切りにタブレットを含めたパートナーシップへと拡大するという。
会場にはPC Partner Group/ZOTAC International CEO兼エグゼクティブディレクターのウォン・シー ハオ・トニー氏も登壇。「Tegra Note 7への期待は大きく、素晴らしい製品を実現させてくれたパーフェクトなパートナー。私自身も気に入っている」とコメントした。
林氏は、市場調査でスタイラスがあるかどうかが製品選択の1つの要素になっているというデータを紹介し、Tegra Note 7の特徴の中でも、特に「DirectStylus」と呼ばれるペン機能を取り上げた。
ここでは、書道師範の涼風花さんを招き、書道の観点からペン機能をアピール。涼さんは「ほかのタブレットと違って滑らかで途切れない。私の動作にも遅れることなく付いてきてくれるので書きやすかった。プロの方も十分に満足できると思う」と感想を述べ、実際にTegra Note 7を用いた書道の実演も行なった。
そのほか、Tegra Note 7の詳細については、同社マーケティング本部 テクニカルマーケティングエンジニアの矢戸知得氏が説明。Tegra Noteの優れた点として「DirectStylus」、「カメラ機能」、「スピーカー」、「ゲーム」を取り上げ、デモや技術解説を交えながら紹介した。
最後に林氏には、国内のエコシステムについて紹介。ZOTAC代理店であるアスクのほか、エレコム、バッファローから対応保護フィルムなどが発売される。
また、Android向けフルセグTVチューナの開発を表明しているピクセラや、手書き入力アプリを提供するMetaMojiなどもTegra Note 7のエコシステムパートナーとして紹介され、会場でも製品の紹介を行なっている。