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NEC PCの単なるフィード収集とは異なる情報リーダー「My Time Line」
～Windows 8.1向けに一般公開
（2013/11/7 14:14）
- 11月7日 発表
- 価格：無料
NECパーソナルコンピュータ株式会社は7日、情報収集アプリ「My Time Line」をアップデートし、提供を開始した。プリインストールされているNECパーソナルコンピュータ製品だけでなく、Windows 8.1搭載PCであれば、Windowsストアアプリとして無料ダウンロードできる。
My Time Lineは、NECパーソナルコンピュータの2013年秋冬モデルから提供を開始した情報収集アプリ。今回でVersion 2.0となり、Facebookアカウントの登録でアプリから「いいね!」やコメントができる機能、キーワード検索機能、チュートリアル動画が追加された。また、コンテンツ提供社が従来の17社53サイトから、25社65サイトに強化された。なお、Impress Watchでも記事を配信している。
さらに、Version 2.0からNECパーソナルコンピュータ以外のPCにも提供を開始した。Windowsストアから無料でダウンロードできる。OSはWindows 8.1が必要。
情報収集の特徴としては、単純にRSSフィードなどを集めて羅列するものではなく、コンテンツ提供サイトのニュースで、TwitterのRetweetが多い、話題性のあるものを中心に、ユーザーの興味に合わせて表示する。54種類のカテゴリがあり、設定から興味のある分野を選択できる。そして、日々のユーザーの行動を学習して、興味のあるカテゴリの出現頻度を高くする。興味の無いカテゴリを非表示にすることも可能。
このほか、3つの地域まで登録できる天気予報情報の表示も行なえる。
My Time Lineは情報収集の時短アプリ
同社は7日、都内で発表会を開催。NECパーソナルコンピュータ株式会社 商品企画本部長 山下敏嗣氏が新しいアプリ、サービスへの取り組みを説明した。
My Time Lineを投入する背景として、インターネットの情報収集に課題があることを指摘。インターネットには情報が溢れており、ポータルサイトでは世の中の注目情報だけで個人的な嗜好に合う情報が提供されないこと、複数サイトを巡回したり多くのRSSフィードを登録する手間がかかること、信頼できるサイトや情報なのかということを判断する必要があることなどを挙げた。My Time Lineの投入は、「この不満を解消したいと考えた」という。
そこで、同社のキーワードでもある「安心、簡単、快適」な新しい情報収集として、My Time Lineを提案。ユーザーごとに最適化された情報が提供され、情報を探す時間も削減でき、国内のメジャーなサイトを中心に1社1社と連携して情報を提供する。特にユーザーごとの最適化は、使い込むほどより使いやすくなっていくという。
続いて、NECパーソナルコンピュータ株式会社 岩本義樹氏が、My Time Lineの概要を解説した。
岩本氏は、My Time Lineのコンセプトとして「情報収集の時短アプリ」と表現。連携したメジャーサイトの豊富な情報を、必要な情報だけに厳選し、個人に合わせた情報収集を行なうとした。特に厳選に部分において、ほかの情報収集アプリとは違う部分が、2つのフィルタリングエンジンを使っていることだという。
1つは、注目されている情報を選択する「注目度分析エンジン」で、TwitterのRetweet数を分析するサーバーを用意して情報を選定しているという。
もう1つはユーザーが閲覧したものに対する「興味分析エンジン」で、行動から興味を推定。ユーザーが情報を開いて見た、見なかったといったものや、Facebookでいいね!をした、コメントをした、といった行動を分析。表示する情報が興味の高いカテゴリ中心になっていき、日々使い込むことで、さらに精度が高く興味のあるものを集めるようになっていくという。あらかじめ、ユーザーが自ら興味の設定を行なうことも可能になっている。興味の度合いによってカテゴリに使われているリボンの色が変わり、青から赤になっていくほど興味が高いと判断され、左側のカテゴリメニューも赤が強いものから順に、上から並ぶようになる。
このバージョンから無料で一般公開されることについて、岩本氏は「PC全体の価値を高めて行けたら」と他社PCにも無料提供する意図を話した。
