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NEC PC、約795gで13.3型WQHD対応IGZOを搭載した新「LaVie Z」
~フルHDのタッチ対応モデルも
(2013/10/15 11:00)
NECパーソナルコンピュータ株式会社は、世界最軽量13.3型モバイルノートPC「LaVie Z」をリニューアルし、2013年秋冬モデルとして11月21日より発売する。価格はオープンプライス。
LaVie Zは軽さを追求して開発されたモバイルノートPC。新製品は軽さに加えて、最新技術を盛り込むことをコンセプトとした。その結果、軽量化を追求しつつノングレアIGZOを採用したモデルと、新しいユーザー層を開拓するタッチパネルモデルの2系統になった。
プラットフォームも刷新され、第4世代Coreプロセッサを搭載したほか、無線LANはIEEE 802.11ac対応(867Mbps)になった。
筐体は2種類の違うパネルに対応させるため微妙に変更されており、フットプリントは319×217mm(幅×奥行き)となった。従来モデルは313×209mm(同)。ボトムケースのマグネシウムリチウム合金やトップケースのマグネシウム合金は継承しつつ、従来よりも肉を薄くしたほか、より軽い液晶モジュールの採用、基板を約0.8mmに薄型化。ファンも素材を変更することで軽くなり、ケースの裏側からネジ止めする筐体一体型キーボードは板金を変更して軽量化した。
本体色は従来のシルバーだけだったが、新色のブラックを用意。従来は天板の最上部にアンテナ用の樹脂を用いていたが、今回はマグネシウムと樹脂のハイブリッド成形で境界のラインが無くなりフラットになった。ACアダプタも変更され、従来の約260gから約192gに軽量化されたほか、形状も変わり体積が1割減少した。
IGZO採用モデルは、上位「LZ750/NSB」、下位「LZ550/NSB」の2モデル。本体色はストームブラックの1色。
重量は13.3型ノートPCとして世界最軽量の約795gを実現。先述の改良に加え、国内生産でガラスが薄く軽いIGZOの採用も貢献しているという。また、第4世代Coreプロセッサによる駆動時間向上の恩恵を、バッテリ容量の減少による軽量化に利用しながら、駆動時間は前モデルの約8.1時間より長い約9.2時間を確保した。1時間で約8割充電できる急速充電機能を継承している。
本体サイズは319×217×14.9mm(幅×奥行き×高さ)。
LZ750/NSBは、Core i7-4500U(1.80GHz、ビデオ機能内蔵)、メモリ4GB、SSD 256GB、2,560×1,440ドット(WQHD)表示対応ノングレアIGZO液晶、Windows 8.1 64bit、Office Home and Business 2013を搭載。店頭予想価格は185,000円前後の見込み。
LZ550/NSBは、CPUをCore i5-4200U(1.60GHz、ビデオ機能内蔵)、SSD 128GBに変更した構成。店頭予想価格は160,000円前後の見込み。
カスタマイズ可能な直販の「LaVie GタイプZ」は、CPU、SSD容量、Officeの有無、外付け光学ドライブ、各種保証などを選択可能。最小構成の価格は134,820円。
タッチモデルは「LZ650/NSB」(ストームブラック)、「LZ650/NSS」(ムーンシルバー)の1モデル2色。
こちらは1,920×1,080ドット(フルHD)表示対応のIPS液晶を採用。タッチパネルは液晶とのダイレクトボンディングや従来からの筐体一体型設計により、厚さを1mm増に抑えた。最厚部は15.9mm。本体サイズは319×217×14.9~15.9mm(同)。重量はタッチパネルで増えているが、13.3型タッチ対応Ultrabookとして世界最軽量という約964gを達成した。
こちらはバッテリ容量が大きく、駆動時間は第4世代Coreプロセッサ搭載の効果も含め約14.5時間に向上。急速充電はオプション対応となる。
主な仕様は、Core i5-4200U、メモリ4GB、SSD 128GB、フルHD/タッチ対応13.3型IPS液晶、Windows 8.1 64bit、Office Home and Business 2013を搭載。店頭予想価格は175,000円前後の見込み。
LaVie GタイプZのタッチモデルは、最小構成149,940円から。
インターフェイスは共通で、USB 3.0×2(1つは電源オフ充電対応)、IEEE 802.11a/b/g/n/ac無線LAN、Bluetooth 4.0、HDMI出力、SDXCカードスロット、92万画素Webカメラ(ステレオマイク内蔵)、音声入出力などを装備。スピーカーは1W+1Wで、WavesのMaxxVolume SD機能を搭載する。
ソフトウェアは、新たにユーザーの嗜好や行動に合わせて表示する情報をまとめる情報リーダー「My Time Line」、タッチ操作に合わせたUIを採用したブラウザ「Play.net」の2つを追加した。
このほか、節電系として「ピークシフト」、「ECOモード設定ツール」、「ECOみえグラフ」などを搭載。マルチメディア系はクラウドやDLNA端末のコンテンツを一覧できる「コンテンツナビ」、タッチ操作に合わせてUIをシンプルにしてWindowsストアアプリになったDTCP-IP対応の「SmartVision/PLAYER」を強化。シンプルなメニューのハガキ作成「筆ぐるめ おてがるモード」、Windows 8.1向けに、操作や機能などを紹介するアプリや、引っ越しソフト「ファイナル パソコンデータ引越し」などを搭載する。