ニュース
MSI、Haswell/GeForce GTX 700Mシリーズ搭載ゲーミングノートを発表
~夏には薄さ21.8mmでクアッドコアCPU搭載の17型フルHDノートも
(2013/6/2 00:01)
エムエスアイコンピュータージャパン株式会社(MSI)は、Intelの第4世代Coreプロセッサを搭載したノートPCを発表した。
第4世代Coreプロセッサのほか、5月31日に発表されたNVIDIAの新GPUであるGeForce GTX 700Mシリーズを搭載するのも特徴。新たに6シリーズ8製品の投入が発表された。ただし、一部モデルは8月以降の発売となる。
性能面ではHaswell世代CPUの搭載によりCPU性能が5~15%向上したとするほか、GeForce GTX 700Mシリーズの搭載によるGPU性能の向上も図られた。
また同社独自の機能として、従来製品でも強調されてきた複数ディスプレイへの出力機能である「Matrix Display」のほか、有線LANだけでなく無線LANコントローラにもQualcomm AtherosのKiller NICを採用した「Killer DoubleShot」、2.5インチSSDのスペースに、3台のmSATA SSDを搭載してRAIDを構成する「Super RAID 2」、CPU/GPUの冷却ヘッド同士をヒートパイプで繋ぐことで冷却効率を高めた「Cooler Boost 2」を新たに盛り込んでいる。ただし、これら機能はモデルによって採用の有無が異なる。
GTシリーズ
フラッグシップモデルとなる17.3型ディスプレイ搭載製品「GT70 2OD-207JP」は、6月2日より発売。店頭予想価格は253,000円前後の見込み。
内蔵ディスプレイ含む最大4画面表示、Killer DoubleShot、Cooler Boost 2を採用。主な仕様は、Core i7-4700MQ(2.4GHz)、GeForce GTX 780M(4GB)、メモリ8GB(最大32GB、空きスロット×3)、HDD 750GB、SSD 128GB(mSATA)、Intel HM87 Expressチップセット、BDドライブ、フルHD(1,920×1,080ドット)対応17型ノングレア液晶、Windows 8(64bit)。
インターフェイスはIEEE 802.11a/b/g/n無線LAN(Killer N1202)、Gigabit Ethernet(Killer E2200)、Bluetooth 4.0、SDカードスロット、130万画素Webカメラ、HDMI出力、Mini DisplayPort、ミニD-Sub15ピン、USB 3.0×3、USB 2.0×2、音声入出力。このほか、2.1chスピーカーやSteelSeriesのマルチカラーバックライト付きキーボードを搭載する。
本体サイズは428×288×55mm(幅×奥行き×高さ)。重量は約3.9kg。
また、CPUをCore i7-4930MX(2.4GHz)、メモリを16GB、SSDをSuper RAID 2構成の384GBへ仕様変更し、同社のゲーミングブランドイメージの“ドラゴン”を外観に施した「GT70 Dragon Edition 2 Extreme」もラインナップ。店頭予想価格は439,800円前後の見込み。発売は8月を予定している。
GTシリーズ下位モデルとなる「GT60 2OD-032JP」は、フルHD対応15.6型液晶を搭載。主な仕様やインターフェイスはGT70 2OD-207JPに準ずるが、USB 2.0が1ポートとなる。本体サイズは395×267×55mm(同)。重量は約3.5kg。店頭予想価格は169,800円前後の見込み。
GEシリーズ
GEシリーズには従来、17.3型と15.6型モデルがラインナップされてきたが、新たに薄型の14型モデルをラインナップしたのが特徴となる。いずれのモデルも、内蔵ディスプレイを含めて3画面表示が可能。
14型モデルの「GE40 Dragon Eyes」は6月2日発売予定で、店頭予想価格は139,800円前後の見込み。
主な仕様はCore i7-4702QM(2.2GHz)、GeForce GTX 760M(2GB)、メモリ4GB、HDD 750GB、Intel HM87 Expressチップセット、DVDスーパーマルチドライブ、1,600×900ドット表示対応14型ノングレア液晶、Windows 8(64bit)を搭載。
インターフェイスは、IEEE 802.11b/g/n無線LAN、Gigabit Ethernet、Bluetooth 4.0、SDカードスロット、130万画素Webカメラ、HDMI出力、ミニD-Sub15ピン、USB 3.0×2、USB 2.0×1、音声入出力。
本体サイズは339×239.4×22.3~29.2mm(同)、重量は約1.98kg。
15.6型モデルの「GE60 2OE-020JP」は、6月2日より発売開始で、店頭予想価格は169,800円前後の見込み。
主な仕様はCore i7-4700MQ、GeForce GTX 765M(2GB)、メモリ8GB、HDD 1TB、SSD 128GB(64GB×2/RAID 0)、Intel HM87 Expressチップセット、BDドライブ、フルHD対応15.6型ノングレア液晶、Windows 8(64bit)。
インターフェイスは、IEEE 802.11b/g/n無線LAN、Gigabit Ethernet(Killer E2200)、Bluetooth 4.0、SDカードスロット、130万画素Webカメラ、HDMI出力、ミニD-Sub15ピン、USB 3.0×2、USB 2.0×2、音声入出力。SteelSeriesの単色カラーバックライト付きキーボードを搭載する。
本体サイズは383×249.5×32.3~37.6mm(同)、重量は約2.45kg。
17.3型モデルはGPUとチップセットの違いで2モデルをラインナップ。上位モデルの「GE70 2OE-025JP」はIntel HM87 Expressチップセット、GeForce GTX 765M(2GB)を搭載して、店頭予想価格は249,500円前後の見込み。
下位モデルの「GE70 2OC-027JP」はIntel HM86 Express、GeForce GTX 750M(2GB)を搭載して、店頭予想価格は179,800円前後の見込み。
そのほかの仕様とインターフェイスはGE60 2OE-020JPと共通。本体サイズは418×269.3×39mm(同)。重量は約2.75kg。
薄さ21.8mmでHaswell/GeForce GTX 765Mを搭載する17.3型ノート「GS70」
MSIではこのほか、17.3型薄型ゲーミングPCとして「GS70」の発売を予告している。正式な発表は8月に改めて行なわれるとしており、現時点で価格帯は不明。発売は8月を予定している。
本体サイズは418×287×21.8mm(同)、重量は約2.66kg、外装はアルミで覆われるなど、以前発売されていたMacBook Pro 17インチモデルを連想させるデザイン。ただし外観はガンメタリック風で、MacBook Proよりも黒みが強い。
国内販売モデルの詳しい仕様はまだ決まっていないが、CPUはクアッドコアの第4世代Core i7プロセッサ、メモリは8GBまたは16GB、HDDは1TB、SSDは2台のmSATA SSDのRAID 0構成、Intel HM87 Expressチップセット、フルHD対応17.3型液晶を搭載予定。光学ドライブは搭載しない。
インターフェイスはIEEE 802.11b/g/n対応無線LAN(Killer NIC)、有線LAN(Killer NIC)、Bluetooth 4.0、HD対応Webカメラ、SDカードスロット、Mini DisplayPort×2、HDMI出力、USB 3.0×4、音声入出力。ディスプレイ出力端子は3系統を備えるが、内蔵液晶含めて3画面出力に対応としている。