イベントレポート
【MSI編】9.7型/7.85型IPS液晶搭載のAndroidタブレットを展示
~発表済みのHaswell対応マザーボードやゲーミングノートも
(2013/6/4 00:00)
- 会期:6月4日~8日(現地時間)
- 会場:
- Taipei World Trade Center NANGANG Exhibition Hall
- Taipei World Trade Center Exhibition Hall 1
- Taipei World Trade Center Exhibition Hall 3
- Taipei International Convention Center
台湾MSIは、台北市内でプレスカンファレンスを開催し、既に発表済みとなっているHaswell対応マザーボードや、GeForce GTX 700シリーズ搭載ビデオカード、Haswell/GeForce GTX 700Mシリーズ搭載ゲーミングノート、オールインワンゲーミングPCなどに加えて、未発表のAndroidタブレットを展示した。
展示されていたAndroidタブレットは、1,024×768ドット表示対応の9.7型IPS液晶を搭載する「Primo 93」と、同じく1,024×768ドット表示対応の7.85型IPS液晶を搭載する「Primo 81」の2製品。
Primo 93は、Allwinner TechnologyのCortex-A7ベースのクアッドコアSoC「Allwinner A31s」を採用。メモリは1GB、内蔵ストレージは16GBで、OSはAndroid 4.2を採用。無線機能は、IEEE 802.11b/g/nに加え3G通信にも対応。また、GPSも内蔵するとしている。内蔵バッテリ容量は6,800mAh。
一方のPrimo 81は、薄さと軽さを追求したモデルとなっている。液晶が小型のため、フットプリントはPrimo 93よりかなり小さく、片手でも容易に持てる。また、高さは7.8mmと8mmを切る薄さで、重量も323gと軽い。液晶はPrimo 93ともどもIPSパネルのため、視野角が広く視認性は申し分ない。プロセッサはPrimo 93と同じAllwinner A31sを採用。メモリは1GB、内蔵ストレージは16GBで、3,500mAhのバッテリを内蔵する。
これら以外では、発表済みのHaswell対応マザーボードやHaswell搭載ゲーミングノート、GeForce GTX 700シリーズ搭載ビデオカード、Radeon HD 7970搭載ビデオカードなどが展示されていた。全て発表済みで、Haswell対応マザーボードは大半が日本で発売済みのため、特に目新しさはなかったが、Intel Z87 Express搭載のオーバークロック向けマザーボード「Z87 XPOWER」は未発売で、実機の展示もこれが初だ。
イエローのラインが入った大型ヒートシンクが目をひく製品で、32フェーズの電源回路を搭載。リアパネルにCMOSクリア用スイッチを備え、バックアップBIOSから起動できるなど、トラブル時への対策が施されている点も、オーバークロック向けマザーボードらしい特徴。加えて、MSIが独自に定める品質基準の最新版「Military Class 4」や、独自のオーバークロック耐性基準「OC Certifed」に対応。従来より高出力かつ耐熱性に優れる、日本製を中心とした高品質パーツを採用することで、高い品質を実現するとともに、安定したオーバークロックが行なえるとしている。また、高音質回路「Audio Boost」や、LANコントローラ「Killer E2200」などゲーミング向けマザーボードに搭載されるパーツも備える。国内では6月15日に発売予定。
今回のプレスカンファレンスでは、IntelおよびNVIDIAの副社長やジェネラルマネージャが登壇し、新製品に関するコメントはあったが、新たに発表される製品はなかった。特に後半は、現在MSIが力を入れている、ゲーミング向けの製品やオーバークロック向けの製品に合わせ、オーバークロッカーやプロゲーマーとのトークイベント的な内容となり、多数の新製品の発表の場という、通常のプレスカンファレンスとは異なる雰囲気だった。
MSIは、COMPUTEX前にHaswell対応のマザーボードなど新製品を発表していたこともあり、こういう内容のカンファレンスになったものと思われる。ただ、できれば隠し球のような製品を1つぐらいは用意しておいてもらいたかったように思う。
先に紹介した製品以外では、GeForce GTX 770やRadeon HD 7970搭載のビデオカード、Haswell搭載ゲーミングノートなどを展示していたので、それらは写真で紹介する。