日本ヒューレット・パッカード株式会社(日本HP)は、デスクトップPC「HP Pavilion Desktop PC」の冬モデルを発表した。量販店モデルの価格はオープンプライス。
●6万円を切る20型液晶一体型「Omni 100」Omni 100 | All-in-One PC 200/CT |
液晶一体型の「Omni 100」は、直販モデルで59,850円からという低価格が特徴。20型液晶は1,600×900ドットと解像度が高い非光沢型で、実用性に優れている。
“Omni”は、以前はノートPCのシリーズ名として使用されていたが、液晶一体型PCの名称として復活した。
主な仕様は、Athlon II x2 270u(2.00GHz)、ビデオ機能はチップセット内蔵のRadeon HD4270、4GBメモリ、500GB HDD、DVDスーパーマルチドライブなど。OSはWindows 7 Home Premium(64bit)。
量販店モデルも用意され、こちらはOffice Personal 2010がプリインストールされる。店頭予想価格は10万円前後。
21.5型フルHD(1,920×1,080ドット)液晶搭載の液晶一体型「All-in-One PC 200/CT」も継続販売される。量販店モデルのみで、店頭予想価格は10万円前後から。
●タッチPC「TouchSmart PC 310」TouchSmart PC 310 | TouchSmart PC 600 |
タッチパネル液晶を搭載した一体型PC「TouchSmart PC 310」は、シンプルな筐体と低価格が特徴。
HP DirectPlusの直販モデルのみで、価格は79,800円から。
液晶は20型1,600×900ドットのタッチパネル式で、独自のTouchSmart Softwareも4.0にバージョンアップされた。
主な仕様は、Athlon x4 605e(2.3GHz)、ビデオ機能はチップセット内蔵のRadeon HD5450、4GBメモリ、500GB HDD、DVDスーパーマルチドライブなど。OSはWindows 7 Home Premium(64bit)。
メモリを8GBに、HDDを750GBに強化し、Office Personal 2010を搭載したモデルも用意される。直販価格は99,960円から。
23型フルHD液晶搭載の「TouchSmart PC 600」も継続販売される。直販モデルは109,830円から。HDMI端子やBDドライブを備えた量販店モデルの店頭予想価格は18万円前後から。
●セパレートモデルはTV機能を重視HPEシリーズ(ディスプレイは別売) | p6000(同) | s5000(同) |
セパレートタイプのモデルでは、冬モデルから低価格機種も含め、すべて東京生産となった。機能的には夏モデルを継承しており、TV機能の強化、ブートドライブのSSD選択肢追加などが、主な強化点。
TV機能の強化は、3波内蔵ダブル地デジチューナの超長時間モード(2.4Mbps)追加や、視聴/録画ソフトのWindows Aero対応と起動速度向上など、実用性の向上が図られている。
MicroATXベースのミニタワーモデルでは、Core i7 900番台搭載の「HPE 390」、Core i7 800番台とCore i5 700番台搭載の「HPE 380」、Phenom II x6搭載の「HPE 360」の3機種が用意される。直販価格は、それぞれ89,880円/74,970円/55,860円から。HPE 390のみ量販店モデルも用意され、店頭予想価格は23万円前後。
低価格ミニタワーの「p6000」シリーズは、量販店モデルが東京生産になり、CPUのクロックがアップされている。店頭予想価格は6万円前後から。直販モデルはフルカスタマイズ可能で、最小仕様となっているため、Celeron 450モデルで29,820円から、Core i3 540モデルで39,900円からという低価格となっている。
スリムPCの「s5000」も、量販店モデルにCore i3モデルが追加されるなどの小改良が行なわれている。量販店モデルの店頭予想価格は11万円前後から。直販モデルの最小構成は39,900円から。
(2010年 9月 30日)
[Reported by 伊達 浩二]