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Windows版Chromeに悪用確認の脆弱性。アップデートを提供中

 Googleは25日、Webブラウザ「Google Chrome」のWindows向け安定版チャンネルを、バージョン「134.0.6998.177」および「134.0.6998.178」へアップデートしたと発表した。このアップデートは今後数日から数週間かけて順次配信される予定。

 また、拡張安定版チャンネルについても、Windows向けに「134.0.6998.178」へのアップデートが提供される。

 今回のアップデートでは1件のセキュリティ修正が含まれている。修正された脆弱性は「CVE-2025-2783」で、Windows版ChromeのMojoコンポーネントにおける「特定されていない状況での不正なハンドル提供」に関するもの。この脆弱性はKasperskyの研究者Boris Larin氏とIgor Kuznetsov氏によって2025年3月20日に報告された。Googleはこの脆弱性を悪用する攻撃が既に実際に確認されていると警告している。