米Hewlett-Packard(HP)が北京で27日に開催した、アジア太平洋日本地域向け新製品発表会で発表された製品の内、コンシューマ製品についてここで紹介したい。なお、ここでの価格および発売日は中国地域のものとなる。
●Pavilion Elite e9000「Pavilion Elite e9000」は性能を重視したミニタワー型デスクトップPC。最小構成での価格は999ドル。
キーボードなど周辺機器も含め、光沢のあるブラックを基調とし、シルバーの縁取りでデザインを統一。従来からある取り外し可能なポータブルHDDのベイやカードリーダを本体前面に備えるほか、リモコンも付属する。
主な仕様は、CPUがPhenom II X4/Core 2 Quad Q9000シリーズ/Core i7-900シリーズ、メモリが2GB/4GB、HDDが640GB/1TB/2TB、光学ドライブがBD-ROM/BD-R/DVDスーパーマルチドライブ、ビデオカードがGeForce GT250/GT230/GT220/G210、OSがWindows Vista Home Premium/同64bitから選択可能。
●Pavilion Slimline s5000Pavilion Slimline s5000 |
「Pavilion Slimline s5000」はスリム筐体を採用したデスクトップPC。最小構成での価格は599ドル。
本製品もElite e9000同様、ブラックをメインにシルバーの縁取りをした新デザインを採用。光学ドライブを縦向きに内蔵し、設置面積を小さくしている。こちらのCPUもAMDおよびIntelから選択できる。
主な仕様は、CPUがAthlon 64 X2/Phenom II X3/同X2/Pentium Dual-Core/Core 2 Duo/同Quad、メモリが2GB/3GB/4GB、HDDが320GB/500GB/640GB/750GB/1TB。チップセットはIntel CPUがIntel製、AMD CPUがNVIDIA製でビデオ機能を内蔵するが、GeForce GT220/G210/GT120/G100なども搭載できる。
●Pavilion MS 200 All-in-One Desktop PC「Pavilion MS 200 All-in-One Desktop PC」は、リビングでの利用を想定したデザイン重視の18.5型液晶一体型PC。最小構成の価格は599ドルで、発売は7月。
光沢のあるブラックを基調とし、タッチスクリーン搭載の「TouchSmart」シリーズと一体感のある本体デザイン。接続が必要なケーブルは電源の1本のみで、家庭内で簡単に設置/移動できる。また、写真や音楽、動画などを簡単に閲覧、視聴できる独自ソフトが搭載される。
主な仕様は、CPUがAthlon 64 X2 3250e(1.5GHz)/6850e(1.8GHz)、メモリが2GB/4GB、HDDが320GB/640GBから選択可能。このほか、18.5型液晶、DVDスーパーマルチドライブ、6-in-1カードリーダ、IEEE 802.11b/g/n無線LAN、USB 2.0×6、Webカメラ、Windows Vista Home Basicなどを搭載する。
Pavilion MS 200 All-in-One Desktop PC | 右側面に光学ドライブ | 左側面に各種インターフェイス |
●Pavilion dv2 Entertainment Notebook
「Pavilion dv2 Entertainment Notebook」も発表された。本製品はすでに日本で発売されているが、新たにAthlon Neo X2 L335/Turion Neo X2 L625というデュアルコアCPUがBTOオプションに追加された。
Pavilion dv2 Entertainment Notebook(ブラック) | Pavilion dv2 Entertainment Notebook(ホワイト) |
(2009年 5月 29日)
[Reported by 若杉 紀彦]