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5ラインナップに増えたMSIのGeForce RTX 50シリーズ、従来から何が進化した?
2025年3月21日 19:32
エムエスアイコンピュータージャパンは、同社の最新パーツの紹介や展示を行なうイベントを、22日11時よりLIFORK秋葉原 II(東京都千代田区外神田3丁目13−2 秋葉原TMOビル1F)で開催する。
イベントでは同社の最新パーツの紹介や展示を行なうほか、最新のカスタムPCを使ったゲーム体験、そしてEZ DIYチャレンジゲームを開催。紹介のステージでは、司会に伊石真由さん、ゲストに“液体窒素おじさん”ことシミラボの清水貴裕さんも登壇。MSIスタッフとともにPCパーツ紹介を行なう。また、ユーザー向けの抽選会といったイベントも用意している。
前日となる21日には、メディアおよびインフルエンサー向けの説明会を開催し、この中でGeForce RTX 50シリーズの新ラインナップなどについて解説。これまでGeForce RTX 40までは最上位の「SUPRIM」、ミドルレンジの「GAMING」、エントリー向けの「VENTUS」の3ラインナップだったが、新たに「VANGUARD」と「INSPIRE」が加わったことを明らかにした。それぞれSUPRIMとGAMINGの間、GAMINGとVENTUSの間を埋めるラインナップとなる。
同社のGeForce RTX 50シリーズでは、排熱に気を配り、風圧および風量を改善したSTORMFORCEファン、四角形で敷き詰めた形をしているコアパイプ、風圧別にヒートシンクフィンの形状を最適化したフィルドフィン、風切り音を低減するWAVE CURVED 4.0、空気の流れの方向や抵抗を改善するAIR ANTEGRADE FIN 2.0などを採用している。
また、電源回路には高効率なHCIチョークコイル(上位モデルのみ)や、DrMOS、2OZ銅層基板の採用などが特徴となっている。さらに、最上位の水冷モデル「SUPRIM LIQUID」は従来の240mmラジエータから360mmラジエータに大型化した。
一方、空冷の各シリーズの主な違いは以下の通り。
モデル | SUPRIM | VANGUARD | GAMING | INSPIRE | VENTUS |
---|---|---|---|---|---|
特徴 | ハイエンド/ダイヤモンドデザイン | 高冷却/RGB LED付き | ミドルレンジ/RGB LED付き | エントリー/RGB LEDなし | エントリー/RGB LEDなし |
冷却システム名 | HYPER FROZR | HYPER FROZR | TRI FROZR 4 | - | - |
STORMFORCEファン | ○ | ○ | ○ | ○ | -(TORX FAN 5.0) |
アドバンスドベイパーチャンバー | ○ | ○ | - | - | - |
オプティマイズコアパイプ | ○ | ○ | -(コアパイプ) | -(コアパイプ) | -(コアパイプ) |
エアフローコントロールヒートシンク | ○ | ○ | ○ | - | - |
セントラルフレーム | ○ | - | - | - | -(補強用メタルフレーム) |
HCIチョーク | ○ | ○ | △(5090のみ) | - | - |
DrMOS/ヒューズ/2OZ銅層基板 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
SFF Ready | - | - | - | ○ | ○ |
このほか、2月より発売中の電源「MPG GS」シリーズなども紹介された。