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5ラインナップに増えたMSIのGeForce RTX 50シリーズ、従来から何が進化した?

GeForce RTX 5070 12G INSPIRE 3X OC

 エムエスアイコンピュータージャパンは、同社の最新パーツの紹介や展示を行なうイベントを、22日11時よりLIFORK秋葉原 II(東京都千代田区外神田3丁目13−2 秋葉原TMOビル1F)で開催する。

 イベントでは同社の最新パーツの紹介や展示を行なうほか、最新のカスタムPCを使ったゲーム体験、そしてEZ DIYチャレンジゲームを開催。紹介のステージでは、司会に伊石真由さん、ゲストに“液体窒素おじさん”ことシミラボの清水貴裕さんも登壇。MSIスタッフとともにPCパーツ紹介を行なう。また、ユーザー向けの抽選会といったイベントも用意している。

 前日となる21日には、メディアおよびインフルエンサー向けの説明会を開催し、この中でGeForce RTX 50シリーズの新ラインナップなどについて解説。これまでGeForce RTX 40までは最上位の「SUPRIM」、ミドルレンジの「GAMING」、エントリー向けの「VENTUS」の3ラインナップだったが、新たに「VANGUARD」と「INSPIRE」が加わったことを明らかにした。それぞれSUPRIMとGAMINGの間、GAMINGとVENTUSの間を埋めるラインナップとなる。

GeForce RTX 5090 32G SUPRIM SOC
GeForce RTX 5080 16G VANGUARD SOC
GeForce RTX 5070 Ti 16G GAMING TRIO OC PLUS
GeForce RTX 5070 Ti 16G VENTUS 3X OC

 同社のGeForce RTX 50シリーズでは、排熱に気を配り、風圧および風量を改善したSTORMFORCEファン、四角形で敷き詰めた形をしているコアパイプ、風圧別にヒートシンクフィンの形状を最適化したフィルドフィン、風切り音を低減するWAVE CURVED 4.0、空気の流れの方向や抵抗を改善するAIR ANTEGRADE FIN 2.0などを採用している。

 また、電源回路には高効率なHCIチョークコイル(上位モデルのみ)や、DrMOS、2OZ銅層基板の採用などが特徴となっている。さらに、最上位の水冷モデル「SUPRIM LIQUID」は従来の240mmラジエータから360mmラジエータに大型化した。

 一方、空冷の各シリーズの主な違いは以下の通り。

モデルSUPRIMVANGUARDGAMINGINSPIREVENTUS
特徴ハイエンド/ダイヤモンドデザイン高冷却/RGB LED付きミドルレンジ/RGB LED付きエントリー/RGB LEDなしエントリー/RGB LEDなし
冷却システム名HYPER FROZRHYPER FROZRTRI FROZR 4--
STORMFORCEファン-(TORX FAN 5.0)
アドバンスドベイパーチャンバー---
オプティマイズコアパイプ-(コアパイプ)-(コアパイプ)-(コアパイプ)
エアフローコントロールヒートシンク--
セントラルフレーム----(補強用メタルフレーム)
HCIチョーク△(5090のみ)--
DrMOS/ヒューズ/2OZ銅層基板
SFF Ready---
GeForce RTX 50シリーズの特徴

 このほか、2月より発売中の電源「MPG GS」シリーズなども紹介された。

MPG GSシリーズ
MPG GSシリーズの特徴