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SFL 2024、Good 8 SquadがYogibo REJECTを撃破し王者に。カワノがLeSharをついに攻略、ぷげらは隠し玉投入!

観客入場前のパシフィコ横浜 ホールDの様子。開演時にはすべての席が埋まる大盛況となった

 2025年2月11日、神奈川県のパシフィコ横浜において、「ストリートファイターリーグ: Pro-JP 2024(以下SFL 2024)」の決勝戦となる、グランドファイナルが開催された。大会はオフライン形式で行なわれ、会場には観客が動員され、Zaikoによるリアルタイム有料配信も行なわれた。なお、本試合の模様は2月23日17時より、YouTubeとTwitchにて無料配信が行なわれる予定となっている。

 SFL 2024では全12チームを6チームずつの2リーグに分けてリーグ戦を実施。それぞれのリーグ上位3チームがプレイオフにて雌雄を決し、両リーグのトップが最終決勝のグランドファイナルに進出して優勝を決める。

 12月に行なわれたプレイオフでは、SリーグがGood 8 Squadの勝利、FリーグではYogibo REJECTが勝利してグランドファイナルに駒を進めた。最終決戦となるこのグランドファイナルでは、Good 8 SquadとYogibo REJECTが直接対決し、勝者が日本のSFL 2024王者となる。

開場前のホールには入場待ちの行列ができていた
入口付近には写真も撮れるグランドファイナルの巨大な看板が展示されていた
今回も大会にはマウスコンピューターのゲーミングPCブランド「G-Tune」のデスクトップが使用されていた
実際の試合で使用したPCは対戦台の裏に設置されていた
ステージ上から見た会場の様子
SFL 2024優勝トロフィー。このトロフィーを持ち帰るのはどのチームか
会場入口には選手やチーム宛のプレゼントを入れるためのBOXが設置されていた

SFL参加チームのグッズ販売や物販も大盛況!選手のファンサも盛りだくさん

 グランドファイナル会場となるパシフィコ横浜 ホールDには、10時開場ながらも早朝から多くの観客が行列を作って待機していた。今回のグランドファイナルのチケットはS席、A席などエリアごとの販売となっており、実際の席については空いている席を早い順に確保できるからだ。

 B席などの後ろの席であればどこで観てもあまり大差はない印象だが、S席については最前列と最後列とでは、見られる景色が大分異なる。加えて選手入場時に通行するステージにつながる中央の廊下付近も、入場時のみではあるが、選手たちが間近を通るということもあり、こうした人気の席の確保のために、行列ができる理由もうなずける。実際に行列の先頭に並んでいた人に話を伺うと、朝の6時30分から並び始めたとのことだ。

 今回のグランドファイナルのチケットについてはプレイオフが行なわれる前に販売を開始しており、どのチームがグランドファイナルに進出するか分からない段階からS席やA席は完売していた。つまり、これらの席を購入した人たちは、特定のチームや特性の選手のファンというだけではなく、ストリートファイター6の大会そのものを観戦したいファンであり、こうしたファンがかなり増加しているということがうかがえる。

 会場内の外周部には、SFL 2024出場全12チームのうち、11チームがブースを出展してグッズ販売などを行なっていた。加えて出場選手たちも多くブースに来場しており、グッズ購入者とのツーショット撮影や握手などのサービスが行なわれていた。どのチームのブースも大盛況で行列が途切れず、かなりの大賑わいとなっていた。

 そのほか、カプコン自身の物販のほか、協賛メーカーも多く出展。ふもっふやTabio、太陽ホールディングスなどもブースを構えて、ストリートファイター6や格闘ゲーム関連の展示を行なっていた。

各チームのグッズ販売はどこも長蛇の列!購入した人たちには選手との記念撮影や握手などのファンサービスも派手に行なわれていた
待機列を別に分ける必要があるほどの人数で、試合開始までは物販ブース周辺にはかなりの人が見られた
広島TEMA iXAは選手たちと実際に試合できる対戦会をブースで開催
2月末で活動を終了する忍ism Gamingのメンバーたちにも1枚撮らせてもらった
協賛メーカーのふもっふもブース出展。写真は入場前のタイミングだが、入場後は多くの人で賑わっていた
Tabioはストリートファイターコラボ靴下を販売していた
トップパートナーの太陽ホールディングスもブース出展していた

いよいよグランドファイナル開始!

 グランドファイナルのルールは、従来のリーグ戦と同様に2チームがホームとアウェイに分かれ、アウェイ側が先にオーダーを発表、それに対してホーム側のチームが選手を選んで試合を行なっていく。試合は先鋒、中堅戦がBO3の2本先取で勝利すると10ポイント、大将戦はBO5の3先で勝利すると20ポイント獲得でき、ホームとアウェイを入れ替えて繰り返し試合を行なう。最終的に決着に必要な90ポイントを先に獲得したチームが勝利となる。

配信開始の11時からは、司会進行のふり~だ氏、実況のアール氏、解説のハメコ。氏、NOモーションの星ノこてつ。氏と矢野ともゆき。氏らによる「ハメコ'sチョイス グランドファイナル特別編」が行なわれていた
いよいよ本番!ふり~だ氏、アール氏、ハメコ。氏の3人がステージに登壇してオープニングトークを展開
サポーターのNOモーションの2人は会場内のブース紹介などを中継して活躍した

 Yogibo REJECTの出場選手はリーダーのときど、あきら、鶏めしにLeSharの4人、Good 8 Squadの出場選手はリーダーのガチくん、ぷげら、カワノ、YHC-餅の4人となる。

選手入場では中央の通路を奥からステージに向かって選手たちが1人ずつ歩いてきた
Yogibo REJECTのメンバーは左からリーダーのときど、あきら、鶏めし、LeShar
Good 8 Squadのメンバーは右奥からリーダーのガチくん、カワノ、ぷげら、YHC-餅

 リーグ戦のポイントで上位となったYogibo REJECTがホーム、Good 8 Squadがアウェイで1巡目の試合がスタート。1巡目のオーダーは先鋒がカワノの豪鬼、中堅がガチくんのラシード、大将がぷげらのDee Jayだった。

 ぷげらのDee Jayと言えば、シリーズ1年目となるSFL2023においてメインで使用していたキャラクターだったが、2年目の今年はベガがメインとなっていた。また、プレイオフでは隠し玉の1つとして、1年目の最初期に使っていたジュリを出してきて、会場や観戦していたファンたちを驚かせていたが、グランドファイナルでも隠し玉のDee Jayを見せて、会場はどよめきの声に包まれた。

 このオーダーを受けて先鋒に出てきたのはときどのケンだが、ここはカワノ豪鬼が2-0で勝利して先制。中堅はあきらのキャミィが挑み、ここもガチくんのラシードが好調で2-0勝利でポイントを連取。しかし、ここでSFLリーガー最強の呼び声高いLeSharのエドが登場し、ぷげらのDee Jayを粉砕。1巡目は20-20の同点でホーム/アウェイの入れ替えが行なわれる流れとなった。

試合開始前の待機席でのYogibo REJECTのメンバーたちの様子
Good 8 Squadのメンバーたちの様子
対戦台で大将戦に挑むぷげらとLeShar
試合の合間には両チームとも試合に出ている選手へのアドバイスが飛び交う

 2巡目のYogibo REJECTのオーダーは、先鋒があきらのキャミィ、中堅がどきどのケン、大将はLeSharのエドとなった。

 このオーダーに対して、Good 8 Squadの先鋒にはぷげらのDee Jayが再び登場し、今度はあきらのキャミィに挑むもここはあきらのキャミィがうまく立ち回り、2-0勝利でポイントを獲得。

 続く中堅戦はガチくんのラシードが登場。リーダー戦だ。これまでのSFLでも何度も見た2人の熱戦が思い出される。それは2人とも分かっているのか、試合前のコメントを求められても、ときど、ガチくんともに「やりますか」の一言をかわすのみ。ファンもこのシンプルながらも意味深なやり取りに大盛り上がりだ。そんなリーダー2人の直接対決はギリギリのところをときどケンが制して2-1で勝利し、ポイント連取に成功する。

 最強LeSharに次に挑むのはカワノの豪鬼。プレイオフまでは練習もよく行なっていたという2人だが、この試合がグランドファイナルの分水嶺となる超激闘となった。

 1戦目からカワノ豪鬼が差し合いで有利に試合を進め、連勝で勝利して1本目を先取。これまでと違う展開に驚愕する会場だが、2戦目はLeSharのエドが勝利して2本目を奪い返す展開に。3戦目は再びカワノの豪鬼が接戦を制して2本目を先取し、リーチをかける。4戦目はカワノ豪鬼の攻めがギリギリまで追い詰めるも、LeSharのエドがそこから粘りを見せて逆転して2-2の同点とする。

 そして迎えた最終5戦目。1ラウンドは一進一退の攻防をカワノ豪鬼が制して先制。2ラウンドは冷静なLeSharのエドがカワノ豪鬼を抑え込む展開を見せて取り返す。

 フルカウントフルセットで迎えた最終ラウンド、カワノ豪鬼が読み勝ち、勝利に近付くもそこでLeSharのエドも反撃を見せることでお互いがバーンアウトというギリギリの駆け引きが展開する。ここでついにLeSharのエドがリーサルのクリティカルアーツ「サイコチェンバー」を放つも、1つ前のアッパーが原因でコンボが不発になってしまう。

 その隙にカワノが反撃を決めて見事に勝利。カワノ豪鬼がLeSharのエドを倒して、アウェイでは貴重な20ポイントを手にした。この大将戦の勝利で、両チームのスコアは40-40のドローのまま3巡目へと突入する事となる。

グランドファイナルの分水嶺ともなった、2巡目の大将戦、カワノ豪鬼とLeSharエドのフルセットフルラウンドで迎えた最終戦、LeSharのエドのSA3が空を切ってしまう。演出が出た瞬間、試合終了と考えて、ヘッドフォンを外している様子が右端のカメラにも出ている
インターバル中の配信では、この時の様子が鮮明に流れていた。完全にやられた、という顔でヘッドフォンを外すカワノ
試合を決めた瞬間のカワノ。恐らく、本日一番の歓喜の表情を見せていた
会場に向けて最高のガッツポーズを見せるカワノ。配信を見直してみると「あぶねー!」という声が入っていた

3巡目は全勝!4巡目先鋒戦でGood 8 Squadの優勝が決定!

 ここで少し長めのインターバルを挟み、3巡目は再びGood 8 Squadアウェイでスタート。オーダーは先ほどのカワノの勝利を受けて、先鋒がぷげらのDee Jay、中堅がガチくんのラシード、大将にカワノの豪鬼と変更された。

 このオーダーを受けて、Yogibo REJECTは2巡目で勝利した選手たちが再度挑む流れとなる。先鋒戦はぷげらのDee Jayとあきらのキャミィの1戦となるが、ここでついにぷげらDee Jayが2-1で本日初勝利を決める。

 続くガチくんラシードとときどケンの中堅戦もガチくんが粘りを見せて2-1で勝利。流れがGood 8 Squadに向いてきたのか、着々とポイントを重ねていく。

 そして再びやってきたカワノ豪鬼とLeSharエドの大将戦だが、ここもカワノ豪鬼がしっかりとLeSharのエドに勝ち切り、3-1で勝利。3巡目にしていよいよGood 8 Squadが全勝40ポイントを獲得し、トータルスコアも80-40となり、優勝に王手をかける形となった。

 Yogibo REJECT側は次の試合で1つでも落とせば負けてしまう絶体絶命の大ピンチだが、一方でGood 8 Squadも、過去にこの状態から逆転負けで優勝を逃した経緯があるため、おそらくかなりの緊張があった事だろう。過去のSFLの頃から応援しているファンの脳裏にも、この時の悪夢が頭をよぎったのではないだろうか?

 短めのインターバル明けで迎えた4巡目。Yogibo REJECTの先鋒はあきらのキャミィ、中堅がLeSharのエド、大将がときどのケンとなった。大将戦で連敗しているLeSharを中堅に下げて、ときどが大将で挑む布陣だ。このオーダーを受けて先鋒は先ほどあきらのキャミィに勝利したぷげらのDee Jayが3たびあきらのキャミィと対峙する。

 あきらキャミィが先行する形で試合が展開するも、後半の読み合いでぷげらDee Jayが追い上げを見せ、最後はラウンドを取られることなく連勝。ぷげらDee Jayが2-1で勝利し、この瞬間、Good 8 Squadの優勝が決定した。

2巡目終了後のインターバル開始直後には、実況席にG-STAR Gaming所属のかすみんこと芦澤香澄氏がやってきて、SAMURAI ENERGYのおいしさをアピールしていった
3巡目の先鋒戦では、本日連敗が続いていたぷげらのDee Jayも勝利を飾り、ガッツポーズを見せた
優勝を決めた瞬間のぷげら。とりあえずはほっとしているような印象も受ける静かなリアクションだ
カメラに向けて指を立ててアピールするぷげら
配信ではこんな感じだ

涙を見せるYogibo REJECTのメンバーたち、カワノは結婚と子どもについてサプライズ発表

 グランドファイナル決勝戦にて惜しくも敗れたYogibo REJECTには準優勝の賞金200万円がチームに対して贈られた。優勝を決めたGood 8 Squadには優勝賞金500万円が贈呈されたほか、3月9日に日本の両国国技館で開かれる「Street Fighter League:World Championship 2024」への出場権も贈られた。

 World Championship 2024では、日本以外にヨーロッパ、アメリカのリーグ優勝チームが集結し、3チームで世界最強チームの座を懸けて戦う。ここで優勝すると世界一のチームという称号と賞金以外にも、チームメンバー全員に来季開催予定の「CAPCOM CUP 12」の出場権が与えられるという大きな副賞も付く。

 SFL 2024では勝敗や順位以外にも個人賞を設けていたが、グランドファイナルまでの試合を含むSFL 2024のMVPには本日大活躍を見せたカワノが獲得する運びとなった。

 試合終了後の配信内のインタビューにおいて、惜しくも敗れたYogibo REJECTメンバーたちは、悔し涙を浮かべていた。あきらは専業プロ1年目で所属したREJECTというチームに恩返しができなかったと語り、LeSharも「僕が弱くてごめんなさい」と悔しそうに語っていたところは非常に印象的だった。

 それまでの自身のコメントは快活に語ったときどが、最後にファンに向けてのメッセージを語る時には、いろいろな思いがこみあげてきて思わず涙を見せていたのも胸を打つ場面だったと言える。

 Good 8 Squadのインタビューで衝撃だったのは、カワノが実は結婚して子どもが生まれていたという事実を正式に発表したことだろう。

最終順位は2位となったYogibo REJECTのメンバーたち
チームに恩返しがしたかったと涙を見せるあきら
自身の挨拶では気丈にふるまったときどだったが、チームリーダーとしての挨拶でファンに向けてのメッセージを語っているうちに感極まったのか涙を見せていた
優勝はGood 8 Squad。チームとしては2度目の優勝となる
年間MVPはカワノが勝ち取った。おまけに結婚報告と子ども誕生の報告まで今日はとにかくカワノの1日だった印象だ

 配信終了後には、メディア向けの囲み取材があり、Good 8 Squadのメンバーたちからも話を聞くことができた。ぷげらのDee Jayというキャラピックについては、配信のインタビューでも触れていたが、プレイオフ終了後にLeSharのエドやあきらのキャミィ、ときどのケンなどYogibo REJECTのキャラクターに対して最も効率よく戦えるキャラクターとして1月中旬くらいまでに決めたという。

 カワノはプレイオフまではLeSharと多く練習をしていたが、そのことが今回の勝利につながったのか聞かれると、その影響はあまりなかった。エド対策としての動きを研究しており、その成果が配信のインタビューでも触れた中波動拳だったという。弱や強の波動拳では相手からの確定反撃を喰らってしまうことが多いため、研究を重ねた結果、タイミングよく中波動を放つことで、エドへの対策になるとして、練習を繰り返したそうだ。

 個人的に興味があったのは、プレイオフ、グランドファイナルと出番のなかったYHC-餅の動向についてだ。配信時のインタビューでも触れていた「抑止力」については、Yogibo REJECTに同じダルシムを使用する鶏めしがいたため、メンバー全員の誰かにダルシムが当てられた場合であっても対応できるように、対ダルシム対策の練習相手として活躍していたとのこと。鶏めしのダルシムが登場した場合でもYHC-餅のダルシムが出て同キャラ対決するのは検討していなかったという。

 また、リーグ中も実績のあったエドとのマッチングについてもかなり練習を重ねたとしており、今回のグランドファイナルにおいて、ぷげらのDee Jayが最初に負けてしまい、カワノの豪鬼が次で勝利したため、そのまま継続となったが、もしカワノの豪鬼が負けた場合にはガチくんのラシードが、そこでも負けるようならYHC-餅のダルシムがLeSharのエドに向かうという全員がLeSharのエド対策を進めていた事が分かった。

 来月のWorld Champion Shipについての意気込みについて聞かれたガチくんは、これまでのCAPCOM CUPには、誰かしらGood 8 Squadのメンバーが参加していたが、今年は誰も参加できなかったため、World Champion Shipに優勝することで、次回のCAPCOM CUP 12では、メンバー全員が参加できるようにしたいと語った。

配信終了後、エンディング映像が流れている間、ステージ上では両チームの選手たちが互いに歓談し、お互いの健闘を讃え合っていた。こうしたシーンも会場ならではの光景といえるだろう
配信終了後のインタビューの様子

次回は3月開催のWorld Champion Ship

 以上、SFL 2024グランドファイナルの結果や現地での様子について簡単にレポートした。1カ月後に行なわれるSFL World Champion ShipにてGood 8 Squadが勝ち残れば、Good 8 Squadは世界大会において負けなしということになるので、その快挙を是非、両国国技館にて実現してほしいところだ。

 なお、今年の夏から開催予定のSFL 2025についての概要がグランドファイナル終了後に発表された。次回SFL 2025についてもSFL 2024同様に全12チームを6チームずつ、2つのリーグに分けて総当たり戦を行なう「2ディビジョン制」を採用することが明らかになった。

 また、チーム制になってから毎年出場してきた強豪チーム、忍ism Gamingが2月末で活動終了することを受けて、その抜けた1枠に対しては、なんと弊誌インタビュー記事でストリートファイター6部門設立を公表していたZETA DIVISIONが新たにSFLに参戦することが正式に発表された。

 その他のチームについては継続して次回SFLに出場する予定となっているようだ。

会場で発表された、SFL 2025の参加予定全12チームが発表された
忍ism Gamingのチーム活動終了を受けて、株式会社忍ism代表取締役として、舞台で挨拶したももちこと百地祐輔氏

 来季のSFLにおいて最も興味深いのは、新たに参入が決定したZETA DIVISIONと元忍ism Gamingメンバーたちの動向だろう。今回ZETA DIVISIONは、忍ism Gamingを事業継承しSFLへ参入すると発表している。具体的にどのように事業継承されるのかに注目が集まる。

 また、今節は広島TEAM iXAに所属していたヒカルの動向も注目だ。ヒカルの所属していたチーム、エヴァ: eも先日活動を終了した。その後どこのチームに所属することになっていくのか?

 もう1つ興味深いのは今後のGood 8 Squadの動向だろう。これまでは正規チームメンバーが3人だったため、常に1人助っ人を入れて、チームのバランスを整えることで勝利を盤石にしてきた印象が強いのだが、先日新たなメンバーとして、さはらが加わった。

 恐らく来期はこの4人全員がチームメンバーとして参戦することになるだろう。初めて全員純正メンバーの態勢で迎えるGood 8 Squadがどのようになっていくのか。来期もSFLからは目が離せない展開となりそうだ。