ニュース
Seagate、36TB HDDのサンプル出荷を開始。熱補助型磁気記録を採用
2025年1月22日 18:18
Seagateは21日、最大36TBの容量を実現するHDD「Exos M」のサンプル出荷を開始したと発表した。大規模データセンター向けに大容量ストレージを提供できるとする。
Exos Mは、30TB超のHDDを実現する独自プラットフォーム「Mozaic 3+」を使用した製品。熱補助型磁気記録(HAMR)技術などの採用により大容量化を実現しており、プラッタ1枚あたり3.6TBの記録密度を達成し、10枚のプラッタで最大36TBの大容量を可能にする。
これにより、データセンターでは同じ設置面積内でストレージ容量を3倍以上に引き上げることができ、1TBあたりのコストを25%、消費電力を60%削減できるとしている。
同社では、Dell Technologiesをはじめとした大手クラウド・サービス・プロバイダ(CSP)と協力し、最大32TBのExos Mの量産出荷を進めており、今回最大36TBの製品についてもサンプル出荷を開始した。