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GeminiアプリがGoogle Workspaceユーザーでも利用可能に

Gemini

 Googleは25日(米国時間)、スタンドアロンのGeminiアプリを、Google WorkspaceのBusiness、Enterprise、Frontlineプランに含めたと発表した。

 Geminiアプリを利用した場合でも、組織データやプロンプト、生成された応答を使用してGeminiモデルをトレーニング/改善したりすることはないとしており、従業員は組織のプライバシーやセキュリティ、コンプライアンスポリシーを遵守しながら、AIアシスタントを駆使した業務が行なえるという。

 また、Gemini for Workspaceアドオンを利用し、追加のAI機能を有効にすれば、Gmail、ドキュメント、ドライブでGeminiを利用できるとしている。

 このほか、Google AI StudioおよびGemini APIを介して利用できる大規模言語モデル(LLM)の「Gemini-1.5-Pro-002」と「Gemini-1.5-Flash-002」も発表。従来から性能や速度、コスト効率が向上した。

 同時に、1.5 Proの価格を値下げし、1.5 Flashではレート制限を2倍、1.5 Proではレート制限を約3倍に増加させた。また、出力は速度は2倍、レイテンシが3倍改善したほか、デフォルトのフィルタ設定の更新などを行なった。

Gemini-1.5-Pro-002とGemini-1.5-Flash-002の性能
Gemini 1.5 Proの値下げ