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YouTube、著名人の顔をAIで生成した動画を検知する機能

 Googleは10日、著名人の顔をAIで生成した動画を検出したり、自分の歌声を模倣した生成AIコンテンツを自動的に検出して管理できるようになる機能を開発していると発表した。これによりクリエイターやアーティストは、顔や声などの肖像がどのように使用されるかについて管理できるようになる。

 著名人の顔をAIで生成して作成した動画の検出については、クリエイターや俳優、ミュージシャン、スポーツ選手などが対象で、それら自身が自らの顔を使ったコンテンツを検出/管理できるようになる。

 一方、歌声の模倣の検出については、Content ID内で合成された歌声を識別する新技術で対応する。この技術は現在パートナーとともに改良を進めており、2025年には試験的にプログラムを実施予定としている。

 同社は、AIが人間の創造性に取って代わるものではなく創造性を強化するものであるべきだと考えているとしており、将来の進歩がクリエイターやパートナーの意見を反映したものになるよう、協力してしていくという。また、懸念事項に対処し、共通の目標を達成するための予防手段を継続的に開発していくとしている。