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Lenovo、Core Ultraシリーズ2や次世代Ryzen AI PRO搭載のThinkPad

 Lenovoは、9月6日から10日(独時間)に開催されるIFA 2024に先立って報道者向けのイベントを行ない、AI PCの新製品としてThinkPadおよびThinkBookシリーズの新モデルを発表した。

ThinkPad x1 Carbon Aura Editon

ThinkPad x1 Carbon Aura Editon

 ThinkPad x1 Carbon Aura Editonは、CPUにLunar LakeことCore Ultraシリーズ2を搭載したCopilot+ PC準拠でフラグシップモデルの14型ノートPC。イギリス、ドイツ、フランス、北欧、スイスで11月より発売する。日本での発売は未定で価格は約2,699ユーロ(税別、約42万8,987円)。

 Intelとの複数年にわたる設計コラボの成果として生まれたAura Editionモデルで、ユーザーエクスペリエンスを向上させる独自機能「Smart Modes」、「Smart Share」、「Smart Care」を備える。

 Smart Modesは、利用シーンに適したモードにワンタッチで切り替えできる機能。モードとして、気が散るWebサイトをブロックして作業に集中できるアテンションモードや、アイケアや姿勢警告機能を備えたウェルネスモード、明るさ調節や背景ぼかしなどWeb通話に便利なコラボレーションモード、長時間駆動が可能なエコモード、プライバシーアラート/ガードや自動VPN接続などのセキュリティ機能を備えたシールドモードの5つを用意する。

Smart Modes

 Smart Shareは、ノートPCとスマートフォンの間で画像をシームレスに共有できる機能。スマートフォンでノートPCの画面端をタップすると、両デバイスでSmart Shareアプリが起動し、画像をドラッグ&ドロップでやり取りできる。本機能はiOSおよびAndroidに対応する。

Smart Share

 Smart Careは、Lenovoのオンラインサポートツールやチャットボットに簡単にアクセスできる機能。PCやスマートフォンから24時間365日リアルタイムでサポートを受けられるという。

Smart Care

 ディスプレイは、アスペクト比が16:10の2.8K OLED AGARASパネルを採用する。リフレッシュレートは120Hzで色域はDCI-P3 100%をカバーし、輝度は400cd/平方m。HDR True Black 500やDolby Vision、Eyesafeをサポートする。

 主な仕様は、Core Ultra 9、最大32GBメモリ、最大2TB M.2 NVMe SSD(PCIe 5.0対応)、Windows 11 Proなど。インターフェイスは、Thunderbolt 4×2、USB 3.0×2、HDMI 2.1、Wi-Fi 7、Bluetooth 5.4、フルHD Webカメラ、音声入出力などを備えるほか、Dolby Atmos対応のスピーカーも内蔵する。

 カラーはEclipse Blackを用意し、本体サイズは312.8×214.75×14.31mm、重量は980g。

ThinkPad T14s

ThinkPad T14s

 ThinkPad T14sは、CPUにZen 5世代の次世代Ryzen AI PROプロセッサを搭載した14型ノートPC。本製品に搭載したRyzen AIは、前モデルと比較して3倍のパフォーマンス向上を実現したという。11月より発売するが、日本での発売は未定で価格は約2,199ユーロ(税別、約34万9,553円)。

 ディスプレイは、アスペクト比が16:10のWUXGA非光沢IPSパネルを採用する。低電力モデルで色域はsRGB 100%をカバーし、輝度は400cd/平方m。タッチパネルも選択できる。

 主な仕様は、最大64GBメモリ、最大1TB M.2 NVMe SSD(PCIe 4.0対応)、Windows 11 Proなど。インターフェイスは、Thunderbolt 4×2、USB 3.0×2、HDMI 2.1、Wi-Fi 7、5G Sub-6、Bluetooth 5.3、500万画素Webカメラ、音声入出力を備えるほか、Dolby Atmos対応のスピーカーも内蔵する。

 カラーはEclipse Blackを用意し、本体サイズは313.6×219.4×16.9mm、重量は1.3kg。

ThinkBook 16+

ThinkBook 16+

 ThinkBook 16+は、CPUに50TOPS NPUを内蔵するRyzen AI 9 365を搭載し、AIを活用した作業やコンテンツ制作に好適な16型ノートPC。12月より発売するが、日本での発売は未定で価格は約999ユーロ(税別、約15万8,800円)。

 ディスプレイは、リフレッシュレートが165Hzで色域がDCI-P3 100%をカバーし、輝度が400cd/平方mの3.2K IPSパネルを採用する。Dolby Visionに対応するほか、TÜV Low Blue Light認証やEyesafe認証をサポートする。

 主な仕様は、Ryzen AI 9 365、最大32GBメモリ、最大4TB M.2 NVMe SSD(PCIe 4.0対応)、最大Windows 11 Proなど。

 インターフェイスは、USB4、USB 3.1 Type-C、USB 3.1×2、USB 2.0(hidden)、HDMI 2.1、Wi-Fi 7、Gigabit Ethernet、SDカードスロット、フルHD Webカメラ、音声入出力などを備えるほか、Dolby Atmos対応のステレオスピーカーも内蔵する。

 カラーはLuna Greyを用意し、本体サイズは357×248×16.9mm、重量は1.9kgから。

ThinkBook 16

ThinkBook 16

 ThinkBook 16は、CPUにSnapdragon X Plus(8コア)を搭載したCopilot+ PC準拠の16型ノートPC。45TOPSのNPUを内蔵するほか、AIを活用したMeeting Assistant機能などを搭載する。10月に発売するが、日本での発売は未定で価格は約819ユーロ(税別、約13万188円)。

 ディスプレイは、アスペクト比が16:10で色域がsRGB 100%をカバーし、輝度が350cd/平方mのWQXGA(2.5K)IPSパネルを採用する。主な仕様は、最大32GBメモリ、最大1TB M.2 NVMe SSD(PCIe 4.0対応)、Windows 11 Proなど。

 インターフェイスは、USB 3.1 Type-C×2、USB 3.0×2、HDMI 2.1、Wi-Fi 7、SDカードスロット、フルHD Webカメラ、音声入出力などを備えるほか、Dolby Atmos対応のスピーカーも内蔵する。

 カラーはLuna Greyを用意し、本体サイズは356.4×248.4×16.7mm、重量は1.82kg。