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KADOKAWA、攻撃による情報漏えいを確認。ドワンゴ全従業員の個人情報が流出

 株式会社KADOKAWAは28日、8日未明より発生している同社グループのシステム障害に関して、同社サーバーにランサムウェア攻撃を行なったとされる組織が公開した情報の中で、同社が保有する一部の情報の漏えいが確認されたことを発表した。

 28日時点で外部流出を確認した情報は、取引先情報では、楽曲収益化サービス(NRC)を利用している一部クリエイターの個人情報、一部の同社元従業員が運営する会社の情報、契約書や見積書など。

 社内情報では、ドワンゴ全従業員の個人情報(契約社員、派遣社員、アルバイト、一部の退職者含む)、ドワンゴ関連会社の一部従業員の個人情報、社内向け文書となっている。

 なお、ニコニコサービスを含む同社グループの顧客のクレジットカード情報については、社内でデータを保有していないため、漏えいの可能性はないという。

 同社は、本事案専用の問い合わせ窓口を設置したほか、警察とともに事実確認と対応を進めており、外部専門機関による調査結果も7月中に発表する見込み。情報漏えいの影響を受けた関係者には個別にお詫びとお知らせを送付するとしている。また、漏洩した情報を悪用したフィッシングやスパムメールなどが送られる可能性もあるとして、注意喚起も行なっている。