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macOS SequoiaでiPhoneをミラーリングして操作可能に

iPhoneミラーリング

 Appleは11日(日本時間)にMac向けのOS「macOS Sequoia」を発表した。開発者向けベータ版は本日より提供し、パブリックベータ版は来月、正式版は今秋を予定している。

 新機能としては、iPhoneの画面をミラーリングで表示し、macOS上から直接操作できる「iPhoneミラーリング」が実装。Macのキーボード/トラックパッド/マウスを使ってiPhoneを操作できるほか、iPhoneの音声も再生できる。操作される側のiPhoneはロックされたままの状態になるため、iPhoneが離れていてもほかのユーザーが覗き見できないようになっている。

 Webブラウザの「Safari」は、経路、要約、クイックリンクといったWeb上の情報を簡単に見つけられるハイライト機能が搭載され、人、音楽、映画、TV番組などについてさらに詳しく知ることができる。

 また、「リーダー」も再設計され、読んでいる記事をすっきり表示させ、要約や目次の提供なども行なう。さらに、ページ上に動画があると、ピクチャインピクチャを含む、システムの再生コントロールへの完全なアクセスを与えながら、ユーザーがその動画を前面の中央に配置できるようになる。

Safari

 このほか、ウィンドウを端に持っていくとすばやくタイル状に並べる機能、Web会議においてほかのユーザーに表示する前に表示される内容を発表者が確認できる「発表者プレビュー」機能、Web会議中の背景を好きに変更できる機能、新しいパスワード管理アプリなどが用意される。

発表者プレビュー機能