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不正アクセスによるニコニコのダウンは長期化の様相

 株式会社KADOKAWAは9日、8日未明より同グループが利用している複数のサーバーにおいて、サイバー攻撃を受けた可能性が高く、それによりサーバーにアクセスできない障害が発生したと発表。データ保全のため関連するサーバーを至急シャットダウンした。

 影響を受けているのは「ニコニコサービス」全般、「KADOKAWAオフィシャルサイト」、「エビテン(ebten)」など。10日11時現在も臨時ポータルサイトへリダイレクトされる状態で、事態は長期化の様相を示している。同社では情報漏洩の有無についても調査を進めている。

 ニコニコについては、サイバー攻撃の影響を完全に排除できたと確信し、安全が確認されるまで復旧に着手しない。現在、攻撃の経路および情報漏洩の可能性を調査中であるが、クレジットカード情報の漏洩などはないとしている(自社サーバーにクレジットカード情報を保存していないため)。

 今後は外部専門家や警察などの協力を得て調査を継続し、迅速に対応を進めるという。より正確な影響範囲が分かり次第改めて通知する。