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今度はRyzenで8.8型。「ONEXPLAYER X1 Mini」がクラファン開始

X1 Mini

 クラウドファンディングサイトのIndiegogoにおいて、Ryzen 7 8840Uおよび8.8型液晶を搭載したポータブルゲーミングPC「X1 Mini」のクラウドファンディングが開始された。製品を入手するために必要な最小出資額は799ドル(約12万4,339円)からとなっている。なお、日本国内では天空グループの株式会社テックワンから正規版の販売が予定されている。

 Core Ultraを搭載した10.1型の「X1」の小型版とも言えるモデルで、CPUにRyzen 7 8840Uを搭載。メモリは16GBまたは32GB、ストレージは1TBまたは2TB。オプションでRadeon RX 7600M XTを搭載した外付けGPUボックス「ONEXGPU」付きも選べる。最大構成ではONEXGPUなしで1,299ドル(約20万2,148円)、ありで1,949ドル(約30万3,299円)となる。

 最初の72時間以内に出資したユーザーに対して、キーボード、保護ケース、マウス、ハブ、サイド保護カバーがプレゼント、72時間以降もキーボードとサイド保護カバーをプレゼントする。

 X1はCore Ultra Hシリーズ搭載となっており、どちらかと言えば高性能志向であったが、X1-MiniはRyzen 7 8840Uとより省電力志向となっている。その一方で、取り外し可能なコントローラとキーボードのコンセプトは踏襲されており、オフィス用途やピュアタブレットとしても使える“3in1”を目指した。

ONEXPLAYER X1(左)との比較

 ディスプレイは2,560×1,600ドット/144Hz表示対応の8.8型LTPS液晶を採用。sRGB比133%の広色域、500cd/平方mの高輝度、1,500:1の高コントラスト比も謳われている。また、クイック着脱可能なSSDスロットや、内蔵式のキックスタンドも特徴。

 コントロールはホール効果を採用したトリガー、ALPS製ジョイスティック、マイクロスイッチのDパッドを採用。バイブレータ、3軸ジャイロスコープ+加速度計も内蔵する。26,000平方mmの面積を持つヒートシンクと、最大5.5CFM/38dBのファンを搭載する。

 OSはWindows 11 Home。インターフェイスは、USB4×2、USB 3.1、microSDカードスロット、OCuLink、Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.2。前面にWindows Hello対応のカメラも備え、AI機能もサポートする。

 バッテリは65.02Whで、4時間のゲームプレイや10時間のモバイルワークが可能としている。100Wの急速充電により30分で50%まで充電可能。本体サイズは210.6×129.2×20mm、重量は約710g。コントローラのサイズは111.42×56.68×43.88mm/重量は約125g。コントローラを無線で接続するための別売りアダプタは1,200mAhバッテリを内蔵し、本体サイズは87×43×19mm、重量は約62.5g。