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10.95型は大きすぎる?8.8型でどうでしょう。「ONEXPLAYER X1 mini」が8月発売へ
2024年6月27日 17:19
株式会社テックワンは、Ryzen 7 8840Uを搭載した8.8型液晶搭載のOne-Netbook製“3in1”ゲーミングPC「ONEXPLYAER X1 Mini」を8月初旬に発売する。メモリとSSD容量の違いで5モデルが用意されており、価格は以下の通り。
- メモリ16GB/ストレージ512GB - 14万9,800円/先行予約価格13万9,800円
- メモリ16GB/ストレージ1TB - 15万3,800円/先行予約価格14万6,110円
- メモリ32GB/ストレージ1TB - 16万8,800円/先行予約価格16万360円
- メモリ32GB/ストレージ2TB - 18万6,800円/先行予約価格17万7,460円
- メモリ64GB/ストレージ2TB - 22万8,000円/先行予約価格21万6,600円
なお、専用カバーキーボードは1万800円、専用コントローラ(X1シリーズ共通)は1万800円、液晶フィルムは1,500円、専用ケースは3,300円で別売り。カバーキーボード/専用液晶フィルム/専用ケースのセットは1万2,480円。
既存の10.95型の「ONEXPLYAER X1」より一回り小さく、7型の「ONEXFLY」より大きいという中間に位置するモデルで、2024年のラインナップを補完する。8.8型であるため手に持ちやすく、よりタブレットらしい使い方が可能となっている。
コンセプトとしてはONEXPLAYER X1と同様、専用コントローラを取り付ければゲーミングPCとして、キーボードを取り付ければビジネスノートとして、すべてを外せばタブレットとして使える“3in1”を目指した。また、OCuLinkも対応するため、別売りのeGPUや大画面TVなどに接続すればゲームコンソールとしても利用できる。
ディスプレイに関しては、レノボの「Legion Go」と共通の2,560×1,600ドット表示/144Hz表示対応8.8型パネルを搭載。DCI-P3色域97%で明るさは500cd/平方mと、トップクラスの表示品質を実現する。
今回内蔵SSDに関しても、キックスタンドの裏側部分に取り外せる裏蓋を用意し、ユーザーが自身で換装できるようにしたのが特徴。換装時にフタを開けると光学センサーにより強制的に電源をオフにするギミックを取り入れたことにより、電源の消し忘れによるSSD換装のダメージを防ぐ。
プロセッサにはRyzen 7 8840Uを搭載。Ryzen 8000番台は7000番台と比較して低消費電力時の性能を改善しているほか、大手競合製品に搭載されるRyzen Z1 Extremeと比較しても高い性能を発揮するとしている。これにより低消費電力でのゲーミングも可能としており、バッテリによる駆動では、TDP 15Wに制限した場合で2.5時間、5Wに制限にすれば6時間程度プレイできるとしている。
このほか、外付けGPU接続用のOCuLinkの搭載や、Harman認証のスピーカーやサウンド機能の搭載が特徴。バッテリの容量は65.02Whで、GaN対応の100W急速充電器が付属。30分で50%充電できる。
ソフトウェア面では「OneXConsole」を搭載しており、ボタンで呼び出して、CPUのTDP制限や、ファンモード、解像度の変更、ジョイスティック周囲のリングのLED発色変更などが行なえるようにした。
インターフェイスは、USB4×2、USB 3.1、microSDカードスロット、Wi-Fi 6Eや、Bluetooth 5.2、Webカメラ、6軸ジャイロセンサー、指紋センサーなどを搭載する。本体サイズは約210.6×129.2×20mm、重量は約710g。
27日に都内で開かれた製品発表会では、One-NetbookのJack Wang CEOも来日し挨拶。5月18日でONEXPLAYER生誕から3年目を「大変な3年間だった」と振り返る。「子どもの頃初めてパナソニックのポータブルカセットプレーヤーに触って、日本のモノづくりに感銘を受け、事業を始めたのだが、製造業に自ら携わって改めてその大変さを思い知った。これからも日本企業のようなモノづくりに対する姿勢を学んで製品を世の中に送り出したい」などと語った。