Adobe Substance 3Dに生成AI機能。文章で3Dテクスチャが作成可能に

Substance 3D Sampler

　Adobeは21日、3D制作向けツール群の「Adobe Substance 3D」に生成AI「Adobe Firefly」を活用した機能を実装したことを発表した。Substance 3D Samplerに「テキストからテクスチャ生成」、Substance 3D Stagerに「背景を生成」のAdobe Firefly搭載機能が追加される。

　テキストからテクスチャ生成は、テキストプロンプトから3Dオブジェクト表面のテクスチャを生成できる機能。同機能により、物理的なプロトタイプの作成や画像の選定、写真撮影をせずに3Dテクスチャを生成できる。

テキストからテクスチャ生成を使用した3Dオブジェクト

　背景を生成は、遠近法やライティングを調節してオブジェクトが実際にその場にあるように見える背景を、テキストプロンプトから生成できる機能。ユーザーはテキストの指示だけで精緻な背景を作成できるという。

背景を生成による生成物

　テキストからテクスチャ生成機能および背景を生成機能を搭載したSubstance 3D Sampler 4.4とStager 3.0のベータ版は、すべてのAdobe Substance 3Dユーザーを対象に本日21日より順次利用可能となる。