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AMD、FreeSyncの認証要件を144Hz以上に引き上げ。単体モニターとTVが対象

 AMDは5日(米国時間)、GPU側のフレームレートにあわせてモニター側のリフレッシュレートを同期する規格「AMD FreeSync」について、2023年9月に認証の要件を変更していたと明らかにした。

 変更されたのはモニターおよびTVの要件で、最も下位のFreeSyncにおいても、144Hz以上のリフレッシュレートへの対応が求められるようになった。より上位のFreeSync Premiumでは、水平解像度が3,440ドット未満なら200Hz以上、3,440ドット以上なら120Hz以上のリフレッシュレート対応が必要。最上位にあたるFreeSync Premium Proは、FreeSync PremiumとFreeSync HDRをともに満たすものが対象となる。

 なお、ノートPC向けの要件については変更されない。また、既存のFreeSync認証済みモニターに関しては引き続きサポート対象となる。2023年9月以降の新たな認証要件は以下の通り。

グレードモニターおよびTVノートPC(変更なし)
FresSync水平解像度3,440ドット未満
リフレッシュレート144Hz以上
リフレッシュレート40~60Hz
FreeSync Premium水平解像度3,440ドット未満
リフレッシュレート200Hz以上
または
水平解像度3,440ドット以上
リフレッシュレート120Hz
リフレッシュレート120Hz以上
FreeSync Premium ProFreeSync PremiumとFreeSync HDRを両方満たすもの

 AMDでは2015年にFreeSyncを導入。当時は120Hz対応のゲーミングモニターが限られていたが、現在では144Hz以上に対応するものが大半であることを受け、今回の要件引き上げに至ったと説明している。