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ChatGPTに過去のやりとりを記憶する「Memory」機能

Memory機能

 OpenAIは、ChatGPTに記憶の機能を持たせる「Memory」を追加した。無料版ユーザーおよびPlusユーザーの一部に対し、今週から実装を開始する。より広範囲への展開については近日中に改めてアナウンスするとしている。

 Memoryは、ChatGPTがユーザーとチャットでやりとりした内容を記憶しておくことで、その情報を活用してよりよい回答を提示できるようにする機能。特定の内容を覚えておくよう指示できるほか、ChatGPTが自ら会話の中で項目を拾い上げて覚えていくという。

 例としては、会議メモのフォーマットを一度指示すると、それ以降の会議メモを特に指示せずとも同じフォーマットでまとめてくれたり、子どもの好きなものを覚えさせておくと、誕生日カードを作るように頼んだときに好きなものを使ったデザインを提案してくれたりするという。

 Memory機能はいつでもオン/オフを切り替えられ、特定の項目を忘れさせることも可能。また、チャット内で一時的にMemory機能をオフにするオプションも用意される。