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ChatGPTの生成画像、AI生成示すC2PA準拠メタデータが自動付与

 OpenAIは6日(米国時間)、ChatGPTをはじめ、DALL-Eモデルを提供するOpenAIのAPIを介して生成した画像に対し、C2PA準拠でAI生成されたことを示すメタデータを自動で付与すると発表した。

 これにより、ソーシャルプラットフォームやコンテンツ配信者など誰でも、Content Credentials Verifyなどを利用することによって、画像がOpenAIによって生成されたものであると判別できるようになるとしている。

 C2PAは発行者や企業などが、その出所や関連情報を検証できるオープンなメタデータ埋め込みの技術標準であり、AI生成画像だけが対象になるものではない。また、メタデータの削除や回避(スクリーンショットを撮るといった行為)も可能のため、出所の問題に対処する特効薬ではないとしているものの、デジタル情報の信頼性を高める鍵であるとしている。

 C2PAが付与されることで、画像サイズは3%~32%ほど増加する。また、遅延もあるが影響はごくわずかで、生成画像の品質には影響を与えないとしている。