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Chrome、パスワード侵害や有害な拡張機能を自動チェックする機能などを追加

 Googleは21日(米国時間)、WebブラウザのChromeにおける、セキュリティやパフォーマンスの向上を図る新機能を紹介した。

 主な新機能として、デスクトップ版Chromeの診断機能がバックグラウンドで自動的に実行されるようになった。Chromeに保存されているパスワードが侵害された場合や、拡張機能が有害である可能性がある場合、最新バージョンのChromeを使用していない場合、サイトの権限に注意が必要な場合に、事前に警告が表示される。

 同機能では、長期間アクセスしていないサイトに対する、位置情報やマイクへのアクセス権限を取り消す機能が追加されたほか、あまり関与していないサイトから多数の通知を受け取っている場合に、通知にフラグ付けし、簡単に無効化できるようになった。

診断機能

 パフォーマンスコントロールも強化されており、タブのメモリ使用状況の詳細が表示されるようになり、非アクティブになった際のメモリ節約の可能性も示されるようになったほか、常にアクティブであるべきサイトを指定する機能が簡単に指定できるようになった。

タブのメモリ使用状況が表示されるように

 また、今後数週間のうちにタブグループを保存する機能がデスクトップ版Chromeに実装される。同機能により、異なるデスクトップデバイス間で同じタブグループにアクセスし、プロジェクトを簡単に再開できるようになる。

タブグループを保存する機能

 このほか、同社は来年初めに、AIモデル「Gemini」を活用した新機能をChromeに導入する予定だという。