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「Half-Life」が25周年記念で無料配布……だけでなくアップデートも!明日まで

 Valveは、FPSゲーム「Half-Life」生誕25周年を記念し、21日までSteamで無償で配布している。1度所有すれば以降も無料でプレイは可能。また、8アイテムがセットになった「Half-Life Complete」を761円で販売するなどセールも実施中だ。

 Half-Lifeはこれまで50以上の機関で「ゲームオブザイヤー」を受賞した名作FPS。単なるシューティングではなく、アドベンチャー的な要素もあり、プレイヤーの思考力が求められる。また、マルチプレイヤーモードで対戦が可能。

 加えて、25周年を記念した大型アップデートが18日に行なわれ、続く19日にはミニパッチを配布するなど、更新を行なっている。以下、更新について一部抜粋をするが、グラフィックス設定の更新、ネイティブLinuxランタイムの対応、およびSteam Deckの正式サポートなどがトピックとなっている。

  • 照明の修正、ワイドスクリーンの視野といったグラフィックス設定のアップデート
  • コントローラおよびSteamネットワークの対応
  • Steam Deckの正式対応
  • 新たなマルチプレイヤーマップ×4
  • アルファビルドや初期プロトタイプのプレイヤーモデル、メインメニューのオリジナルアートワークの復元
  • 記念ショートフィルム公開
  • Half-Life:Uplink(オリジナルスタンドアロン体験版)の追加
  • CD版でしか利用できなかった3つの古いHalf-Life Deathmatchマップを追加
  • 初期Valveイントロ動画の復活
  • グレネードを投げる際の物理特性の改善
  • マルチプレイヤーにおける最初の開始地点のランダム性の改善
  • マルチプレイヤーでフレームレートが高いプレイヤーが死亡時にその場でフリーズする問題を修正
  • バッファオーバーフロー脆弱性の変更
  • メインメニューの背景とボタンのスキンを変更し、最大3,480×1,600ドットの背景画像レイアウトに対応
  • 高解像度プレイ時にHUDを2倍/3倍にするスプライトを仕様
  • 高解像度での読みやすさを向上させるためのUIダイアログ/フォントの改善
  • 「入力遅延を低減」オプションを追加
  • 357マグナムダメージを40→50に増加
  • OpenGLレンダラー使用時にテクスチャフィルタリングをオフにする設定の追加
  • デフォルトガンマ値を2.5→2.2に引き下げ(CRTユーザーが少なくなったため)
  • 256×256を超えるUIスプライトとテクスチャファイルをサポート

 なお、以前のバージョンは「steam_legacy」という名前で公開ベータブランチにアーカイブされており、「Pre-25th Anniversary Build」として記載している。MODや機能で予期しない動作が発生した場合、アーカイブされた以前のバージョンを使用する必要があるという。

 また、今回の記念バージョンを“決定版”として引き続きサポートしていく予定で「Half-Life: Source」の露出を減らす方針だとしている。