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ライカ、世界初となるフェイク対策機能搭載カメラ

コンテンツクレデンシャル機能を有効にしたLeica M11-Pで撮影された画像。右上にコンテンツクレデンシャル情報が確認できる

 ライカは、「コンテンツクレデンシャル機能」を内蔵した世界初のカメラ「Leica M11-P」を発表した。日本の直販サイトでは28日に発売し、価格は147万4,000円。

 コンテンツクレデンシャル機能とは、撮影した写真の真正性を担保するために、撮影者の名前や撮影日時、変更点、編集に使用したツールなどの情報を電子透かしとして添付できる認証機能。誤報や偽情報の増加や生成AIの登場などに対して、デジタルエコシステムの信頼性を確保するために開発された。

 本製品の機能は、世界標準であるCoalition for Content Provenance and Authenticityに準拠。同機能を使用すると、撮影時点で写真に、カメラのメーカーや機種などの情報に加え、誰がいつどのように撮影したかなどのコンテンツ固有の情報(クレデンシャル)が、暗号署名として記録される。

 記録されたデジタル署名は、Verify(Webサイト)またはLeica FOTOSアプリで確認できる。

コンテンツクレデンシャル情報を含む画像をAdobe Photoshopして編集し、Verifyで表示した様子。編集前の画像や編集内容などが確認できる
Leica M11-P(ブラック)