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NVIDIA、Stable Diffusionを倍速にするTensorRT。新ドライバで対応

 NVIDIAは17日(米国時間)、GeForceシリーズGPU向け最新ドライバ「GeForce Game Ready Driver WHQL 545.84」を公開した。

 本ドライバでは、WebUI「Automatic1111」版のStable Diffusionの処理速度を倍速にするTensorRTアクセラレーションを追加した。TensorRTアクセラレーションの使用には拡張機能「TensorRT Extension for Stable Diffusion」が別途必要となる。

 また、再生している動画をAIによって超解像処理する「RTX Video Super Resolution」(RTX VSR)機能の最新版「RTX VSR 1.5」も利用可能となった。RTX VSR 1.5では、GeForce RTX 20シリーズをサポートしたほか、AIモデルを再トレーニングすることで動画の細部がより鮮明に見えるようになったという。

 このほか、「NARAKA: BLADEPOINT」および「Warhammer: Vermintide 2」がDLSS 3対応となり、「Counter-Strike 2」や「EA SPORTS FC 24」など14のゲームを正式にサポートした。

 同社は、生成AIを最大4倍高速化するオープンソースライブラリ「TensorRT-LLM for Windows」も開発者向けに公開。Llama 2やCode LlamaなどのAI言語モデルの推論を高速化するためのもので、特にRTXを搭載したWindows PCでパフォーマンスが大幅に向上するという。