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NVIDIAとVMware、企業向け生成AIプラットフォーム提供

 NVIDIAVMwareは22日(米国時間)、ビジネス向け生成AIプラットフォーム「VMware Private AI Foundation with NVIDIA」を発表した。リリースは2024年初頭を予定している。

 VMware Private AI Foundation with NVIDIAは、ユーザーがAIモデルをカスタマイズして、AIによるチャットボットやアシスタント、検索、要約など、さまざまな生成AIアプリケーションを開発、実行できる、AIに最適化されたビジネス向けプラットフォーム。

 NVIDIAのコンピューティング技術を採用し、NVIDIA AI EnterpriseおよびVMware Cloud Foundation上で動作する本プラットフォームを使用することで、「Falcon」や「Llama 2」、「MPT」、「NVIDIA NeMo」といった大規模言語による自社用生成AIを簡単かつ迅速に構築できるという。

VMware Private AI Foundation with NVIDIA

 VMware Private AI Foundation with NVIDIAは、プライバシーやセキュリティ面を重視している。具体的には、使用するデータの場所に隣接してAIワークロードを実行する構造をとるため、自社データの外部への漏洩リスクを低減し、安全にAIサービスを実行できるという。

VMware Private AI Foundation with NVIDIAによる生成AIワークフロー

 NVIDIAとVMwareは2013年から協業を開始しており、VMware Private AI Foundation with NVIDIAに関しては、DellやHP、Lenovoとの連携も進めている。両社はこれら企業に本プラットフォームをリリースに先んじて提供する予定。