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Microsoftが原子力エネルギーの技術者を募集。年収2千万円以上

 Microsoftは「原子力技術の主任プログラムマネージャー(Principal Program Manager Nuclear Technology)」の求人情報を公開している(現在は新規の申し込みを停止中)。

 9月25日の日付で掲載された募集要項によると、探している人材は「小型モジュール炉(SMR)とマイクロリアクターの世界的なエネルギー戦略の成熟と実施を担当する、原子力技術担当の主任プログラム・マネージャー」。主な職務はMicrosoftのクラウドとAIが稼働しているデータセンターに電力を供給するためのSMRおよびマイクロリアクターの統合/技術的評価を主導すること。商用化前の他エネルギー技術の研究開発も担当する。

 同社は2028年稼働予定であるHelion Energyの商用核融合炉の初の顧客として名を連ねており、逼迫するデータセンターの電力問題に対するクリーンなエネルギーの回答策として核融合発電に注目しているようだ。

 基本給としては2つの基準を提示しており、米国標準では年間13万3,600~25万2,200ドル(約2,000万~3,700万円)、サンフランシスコ湾岸地域およびニューヨーク市都市圏内では年間17万3,200~28万2,200ドルとなっている。

 応募に必要な資格は、原子力産業/エンジニアリング/エネルギー市場などにおける6年以上の実務経験(同等の経験を含む)、部門/チームをまたいだ3年以上のプロジェクト管理経験、原子力エネルギーおよびその関連技術もしくは原子力規制関連業務への3年以上の業務経験。