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ZENAIM KEYBOARD、再販モデルでの改良点の詳細を公開

ZENAIM KEYBOARD

 株式会社東海理化は、ロープロファイルゲーミングキーボード「ZENAIM KEYBOARD」について、改良版で適用されたハードウェア面の各種アップデートに関する情報を公開した。8月より再販する製品はこの改良版となる。

 スタビライザー付きのキーに関する問題については、部品同士のクリアランス最適化、はまり合う部分の圧入量の増加、スタビライザーへのグリス塗布を実施。具体的にはスライダー形状の変更やガイドの設置などを施し、スペースキーの傾き量が約34%抑制できたという。

 キーボード照明にともなう音鳴き問題については、コンデンサを低振動タイプに変更したほか、照明制御用プログラムのアップデート、特定音域の音質の改善を図った。音の大きさは約85%低減できたとしている。

スタビライザー付きのキーに関する改善
キーボード照明にともなう音鳴きに関する改善

 キーキャップ塗装が剥がれてしまう問題については、ベースコードを2度塗りし、膜厚を増すことで耐久性を高めた。スクラッチ試験による剥がれ耐久力は約320%向上したという。

 背面のチルトスタンドが倒れやすい問題については、メインフレーム側の段差の高さを変更したほか、チルトスタンドの接触部分の当て量を増やす一方、切り欠き部の量を減らすことで、荷重量への耐久力を高めた。足倒れ荷重に対する保持力は約500%改善したとしている。

キーキャップの塗装剥がれに関する改善
背面のチルトスタンドに関する改善

 そのほか、今後のアップデートに関しても紹介しており、0.05mm単位でのアクチュエーションポイント可変機能や、0.1mmでのアクチュエーション/0.05mmでのリリースへの対応、MOTION HACK機能などを8月から9月にかけて実装予定。10月以降はキーキャップ(交換用、新バージョン、新色)を順次発売していくほか、12月には英語配列モデルを発売予定としている。