Xbox、悪質なゲーム内ボイスチャットを録音し、報告できる機能を追加

　Microsoftは12日(米国時間)、Xbox Series X/SおよびXbox One向けの新機能として、悪質なゲーム内ボイスチャットをキャプチャして報告できる機能を発表した。コミュニティからのフィードバックを得るため、今週よりAlphaおよびAlpha-skipのXbox Insider向けに提供を開始する予定。

　ゲーム内ボイスチャットを通じて不適切な発言を行なうプレイヤーを発見した際に、それをビデオクリップとして保存し、Xboxセーフティチームへの報告と証拠の提出を同時にできるようにする機能。Xbox 360後方互換タイトルを含め、ゲーム内ボイスチャット機能を持つ数千タイトルをサポートするといい、プレイヤー間のゲーム内でのやりとりに幅広く対応できるとしている。

　ゲームプレイへの影響を最小限に抑えつつ、簡単な操作で利用できるよう設計しており、クリップには直前の60秒間が保存される。クリップの保存さえしておけば、ゲーム中だけでなく、ゲーム終了後に報告することも可能。クリップはモデレーション目的でのみ使用され、保存や加工、セーフティチーム以外への共有はできない。

　クリップの有効期限は、保存時からユーザーがオンラインの状態が計24時間以上経過するまで。報告するまでは端末上に保管されており、期間内に報告しなかった場合はユーザーにその旨を通知し、報告しない場合には自動的にクリップが削除される。また、セーフティチームが報告を受けてアクションを起こしたかどうかを知らせる通知も届く。

　同社では本機能の導入により、テキスト、画像、映像、音声を含むすべてのコンテンツにおいて、プレイヤーからの報告および証拠の提出が可能となり、プレイヤーの安全をよりサポートできるとしている。