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Twitch、ブランドコンテンツの新ガイドラインに批判多数。Twitterで謝罪

 Twitchは、7日に更新した「ブランドコンテンツに関するガイドライン」に対して批判が多く寄せられていることをTwitterで謝罪した。

 問題となったのは、スポンサーシップを受けて行なうゲームプレイや、宣伝、ブランドのロゴの配信オーバーレイに代表されるブランドコンテンツについて、視聴者にわかりやすく伝えることを目的に制定されたガイドライン。

 ガイドラインでは、クリエイターに対し、配信マネージャーに追加された新機能「ブランドコンテンツ開示ツール」の使用、ブランドコンテンツのフォーマット指定、タバコやポルノ、違法製品など12カテゴリの宣伝の禁止などに加え、7月からはPR広告やバナー広告の配信内挿入禁止、画面サイズの3%を超える大きさのブランド紹介のためのオーバーレイ表示禁止も求めている。

ブランドコンテンツ開示ツール

 なお、ブランドコンテンツを適切に開示しなかった場合、警告のメールを送信するほか、開示しないことが続いた場合はアカウントの利用停止などの措置が取られる可能性があるという。

 クリエイターからは、新ガイドラインの適用による広告収入の減少を懸念し、多くの批判が寄せられた。

 Twitchは批判に対し、発表同日の7日にTwitterの公式アカウントで謝罪したうえで「私たちはストリーマーがスポンサーと直接関係を結ぶことを制限するつもりはなく、これがストリーマーが収益を得る方法の重要な部分であることを理解しています」「私たちは、他のサービスと同様に、サードパーティの広告ネットワークがTwitch上で焼き込みビデオ広告やディスプレイ広告を販売することを禁止することを目的とした既存の広告ポリシーを明確にしたいと考えました」と新ガイドラインの意図を説明。

 今後の対応として「ポリシーの文言が的外れだったので、より明確になるようにガイドラインを書き直す予定です」としている。