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Raspberry Piの品不足が解消、7月から月産100万台へ。CEOが発言

Raspberry Pi 4 Model B

 Tom's Hardwareの報道によると、Raspberry PiのCEOであるEben Upton氏が、同社のシングルボードコンピュータ「Raspberry Pi」シリーズについて、2023年7月から月産100万台を見込んでいると発表した。

 同氏によれば、2023年第1四半期のRaspberry Piシリーズの出荷台数は約80万台で、2015年以来の四半期あたりの出荷台数で最低であったという。しかし、同社のパートナー企業であるSonyがRaspberry Piの部品を備蓄できたことで、在庫不足を克服できたため、今後の供給状況は改善すると見込んでいる。

 同氏は、Raspberry Piシリーズの6月の販売予測を80万台と見込んでおり、7月からは月産100万台を維持していくとしている。

 なお、現時点でRaspberry Pi 3A+やZeroシリーズなどの旧モデルの在庫は十分にあるが、Raspberry Pi Zero 2 WやCompute Module 4はいまだ入手困難の模様。ただ、Raspberry Pi 4の在庫は回復傾向にあるとしている。