ニュース

VESA、Adaptive-Syncをより厳格な仕様に

 Video Electronics Standards Association(VESA)は16日(米国時間)、可変リフレッシュレートディスプレイの性能に関する公開規格「Adaptive-Sync Display Compliance Test Secification(CTS)」のメジャーアップデート“version 1.1”を発表し、より厳格な仕様に更新した。

 このバージョンはより包括的で堅牢なテストを特徴としており、gray to gray(G2G)テストを5x5テストマトリックスから9x9のサブセットに拡張し、テストシナリオ数を3倍以上にした。

 また、オーバードライブが有効な場合、オーバーシュートとアンダーシュートの制限を、人間の目の光に対する感性をより良く表現する知覚的量子化(PQ)の値に基づく制限に置き換えた。アンダーシュート許容値を大幅に削減することなどにより、可変リフレッシュレート性能をより適切に表現できるようになるという。

 今回の正式発表以降、企業は新しいAdaptive-Sync Display仕様に基づくディスプレイ製品の認証を開始できる。また、従来の仕様(version 1.0)に適合するように設計された現在開発中の製品に関しては、2023年8月末まで認証を許可するとしている。