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Google、スマートディスプレイ的にも使える「Pixel Tablet」

Google「Pixel Tablet」(Porcelain)

 米Googleは10日(現地時間)、スピーカー内蔵充電台と組み合わせて、スマートディスプレイ的にも使える10.95型Androidタブレット「Pixel Tablet」を発表した。発売は6月20日で、価格は7万9,800円。

 ワイヤレス充電機能にスピーカーを内蔵した「充電スピーカーホルダー」が付属し、タブレット本体を設置すると据え置きのスマートディスプレイとしても使えるタブレット。同社の調査によると、タブレットは購入してもすぐに使われなくなることが多いため、24時間使いやすいことを目指して開発したという。

 タブレットにもスピーカーは内蔵するが、充電台内蔵のスピーカーは本体の4倍の低音を出力でき、音楽再生や動画の視聴のほか、Google Meetなどを使ったビデオ通話にも好適という。また、フォトフレームとしての利用も合う。日本語を含めた音声入力にも対応し、充電時は手を使わず文字入力可能で、Googleアシスタントを使って、ホームIoT器機を制御したりもできる。

 ディスプレイは10.95型、2,560×1,600ドット表示対応の液晶で、タッチのほかUSI 2.0規格のペン(別売り)操作にも対応。大画面にあわせて、既存のGoogleアプリのUIを最適化したほか、2つのアプリを同時に表示させるマルチタスクにも対応する。また、ChromecastにAndroidタブレットとして初めて対応し、スマホ画面をPixel TabletにWi-Fi経由で投影できる。

充電スピーカーホルダーに載せたところ
充電スピーカーホルダー

 SoCは、Pixel 7シリーズと同じTensor G2+Titan M2セキュリティチップを採用し、8GBメモリと128/256GB UFS 3.1ストレージを内蔵。無線はWi-Fi 6、Bluetooth 5.2に対応。

 本体サイズは258×169×8.1mm、重量は493g。カメラは前面と背面に、800万画素、F値2.0、画角84度のものをそれぞれ搭載する。生体認証は指紋認証に対応。インターフェイスはUSB Type-C 3.0を装備する。本体色はPorcelainとHazel。

 オプションとして、充電スピーカーホルダー単体(1万7,800円)と、スタンド付きで装着したまま充電台に載せられるケース(1万2,800円)も発売する。

Hazelモデル
スタンド付きケース
ケースを装着したままで充電スピーカーホルダーに載せられる