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「Google Chrome 111」がリリース。40の脆弱性修正
2023年3月8日 12:27
Googleは7日(米国時間)、Webブラウザ「Chrome 111」をWindows/Mac/LinuxのStableチャネル向けに配信開始した。今後数日~数週間に渡って順次展開する。更新後のバージョンはLinux/Macが111.0.5563.64、Windowsが111.0.5563.64または65となる。
このアップデートにより40種類の脆弱性が修正される。具体的には以下の通り。
- SwiftshaderにおけるUse After Freeの脆弱性(CVE-2023-1213)
- DevToolsにおけるUse After Freeの脆弱性(CVE-2023-1216)
- WebRTCにおけるUse After Freeの脆弱性(CVE-2023-1218)
- CoreにおけるUse After Freeの脆弱性(CVE-2023-1227)
- V8における型の混乱(CVE-2023-1214)
- CSSにおける型の混乱(CVE-2023-1215)
- DevToolsの型の混乱(CVE-2023-1235)
- クラッシュレポートにおけるスタックバッファオーバーフロー(CVE-2023-1217)
- Metricsにおけるヒープオーバーフロー(CVE-2023-1219)
- Web Audio APIにおけるヒープオーバーフロー(CVE-2023-1222)
- UMAにおけるヒープオーバーフロー(CVE-2023-1220)
- 拡張APIにおけるポリシーの不十分な適用(CVE-2023-1221)
- オートフィルにおけるポリシーの不十分な適用(CVE-2023-1223)
- Web Payment APIにおけるポリシーの不十分な適用(CVE-2023-1226)
- ナビゲーションにおけるポリシーの不十分な適用(CVE-2023-1225)
- インテントにおけるポリシーの不十分な適用(CVE-2023-1228)
- Resource Timingにおけるポリシーの不十分な適用(CVE-2023-1232、CVE-2023-1233)
- インテントにおける不適切な実装(CVE-2023-1234)
- 許可プロンプトにおける不適切な実装(CVE-2023-1229)
- WebAppインストールにおける不適切な実装(CVE-2023-1230)
- オートフィルにおける不適切な実装(CVE-2023-1231)
- 内部における不適切な実装(CVE-2023-1236)
上記以外にも、内部セキュリティ作業によりさまざまな修正が行なわれている。
一方開発者向けには、スムーズなトランジションを実現する「View Transitions API」への対応、CSS Color Level 4への対応などが行なわれた。