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GIGABYTE、「最強重装」を謳うフラグシップなど新型ゲーミング/クリエイターノート
2023年2月17日 17:50
GIGABYTEは2月17日、すでに販売中の製品を含む、国内向けゲーミングノートおよびクリエイター向けノートの新製品ラインナップを発表した。
ゲーミングノートのAORUSシリーズでは、全体を通して従来機種からTGPが上昇し性能を向上する一方で、筐体は薄型化した。第13世代CoreとGeForce RTX 40シリーズを搭載するほか、環境光に応じて明るさを調整し、目への負担を抑えるAI Eye Care機能なども備える。
AORUS 17X/15X
「AORUS 17X」および「AORUS 15X」は、Intel製モバイル向けCPUの中で最も性能が高い第13世代Core HXシリーズを採用したゲーミングノート。前者はすでに販売しており、実売価格は66万円前後。後者は2月中の発売を予定しており、価格は未定。
ともに「最強重装」を謳うフラグシップモデル。17.3型となるAORUS 17Xでは、Core i9-13950HXとGeForce RTX 4090 Laptop、15.6型となるAORUS 15XではCore i9-13900HXまたはi7-13700HXとGeForce RTX 4070 Laptopを搭載し、高い処理性能を発揮する。メモリについても、最大で32GB DDR5-5600を備えている。
どちらも強力な冷却システムにより、各GPUの最大TGPでの動作を実現。さらにAORUS 17Xでは、大型のベイパーチャンバーなどによる独自機構WINDFORCE Infinityを採用することで、従来比で35%冷却効率を高めた。
そのほか、GPUの出力モードを切り替えられるAdvanced Optimusでは、Dynamic Display Switchにも対応。性能向上やレイテンシの抑制、バッテリ駆動時間の延長に加え、再起動が不要な点も特徴としている。
宇宙船をコンセプトとしてアルミ製筐体は、CNCフライス加工によって製造され、高い堅牢性と質感を実現。キーボードのほか、天板や背面にもRGB LEDを内蔵しており、イルミネーションも楽しめる。
主な仕様は例として、AORUX 17X(AZF-C5JP665JP)の場合、Core i9-13950HX、32GB DDR5-5600、1TB×2 SSD(ともにPCIe 4.0接続)、GeForce RTX 4090 Laptop、17.3型WQHD/240Hz対応液晶、Windows 11 Proなどを搭載。
インターフェイスはThunderbolt 4、USB 3.1×3、HDMI 2.1、Mini DisplayPort 1.4、音声入出力などを備える。
AORUS 15X(ASF-B3JP654JP)の場合、Core i9-13900HX、16GB DDR5-5600、1TB SSD(PCIe 4.0接続)、GeForce RTX 4070 Laptop、15.6型WQHD/240Hz対応液晶、Windows 11 Proなどを搭載。
インターフェイスは、Thunderbolt 4、USB 3.1×2、HDMI 2.1、Mini DisplayPort 1.4、音声入出力などを備える。
AORUS 17/15
「AORUS 17」および「AORUS 15」は、メインストリームのゲーマーに向けた高性能ゲーミングノート。3月以降の発売を予定しており、価格は未定。
CPUに第13世代Core i5/i7 H、GPUにGeForce RTX 4050/4060/4070 Laptopを搭載。上位のAORUS 17X/15Xが冷却機構の都合から大きめの筐体を使用しているのに対し、AORUS 17/15では比較的軽量で薄型な筐体を実現した。
ディスプレイ解像度はWQHDまたはフルHD(1,920×1,080ドット)、リフレッシュレート解像度にもよるが、17.3型で最大240Hz、15.6型で最大360Hzも選択可能。筐体は深みのある黒を基調としたデザインで、本体後方にはRGBライトバーも装備した。
主な仕様は例としてAORUS 17(BGF-73JP654SH)の場合、Core i7-13700H、16GB DDR5-4800、1TB SSD(PCIe 4.0)、GeForce RTX 4070 Laptop、17.3型WQHD/240Hz対応液晶、Windows 11 Homeなどを搭載。
AORUS 15(BSF-73JP754SH)の場合、Core i7-13700H、16GB DDR5-4800、1TB SSD(PCIe 4.0接続)、GeForce RTX 4070 Laptop、15.6型WQHD/165Hz液晶、Windows 11 Homeなどを搭載する。
そのほかゲーミングノートでは、現在販売中の「AORUS 17H」、今後発売予定のエントリー向け「GIGABYTE G5」も展示されていた。
AERO 16/14 OLED
クリエイター向けには16型「AERO 16 OLED」および14型「AERO 14 OLED」を発表。近日中の発売を予定しており、価格は未定。
どちらも、DCI-P3 100%をカバーし、DisplayHDR 600 TrueBlack認証を取得した有機ELパネルを採用。出荷時のキャリブレーションも実施しており、Delta E 1未満の高い色精度を謳う。テュフラインランドのEyesafe認定も取得しており、ブルーライトを抑えて目への負担も軽減している。
CPUには第13世代Core H、GPUにはGeForce RTX 40シリーズを搭載。NVIDIA Studioにも対応するほか、各種クリエイター向けソフトとの互換性テストも実施している。また、AIを用いて消費電力や性能を最適化するAI Boost、周囲の環境に応じて画面の明るさを調整するライトセンサーも備える。
主な仕様はAERO 16 OLED(BSF-A3JP964SP)の場合、Core i9-13900H、32GB DDR5-4800、1TB SSD(PCIe 4.0)、GeForce RTX 4070 Laptop、16型3,840×2,400ドット有機EL、Windows 11 Proなどを搭載。
インターフェイスは、Thunderbolt 4×2、USB 3.1 Type-C、USB 3.0、HDMI 2.1、SDカードスロット(UHS-II対応)、音声入出力などを備える。
AERO 14 OLED(BMF-72JPBB4SP)の場合、Core i7-13700H、16GB LPDDR5、1TB SSD(PCIe 4.0)、GeForce RTX 4050 Laptop、14型2,880×1,800ドット有機EL、Windows 11 Proなどを搭載。
インターフェイスは、Thunderbolt 4×2、USB 3.0、HDMI 2.1、microSDカードスロット(UHS-II対応)、音声入出力などを備える。