ニュース

Palit、GPUクーラーのカバーを自由にデザインできる「Maker」。加工ベースの3Dプリントデータを無償配布

「ELDEN RING」をモチーフにしたGPUクーラーカバー

 Palit Microsystemsは5日、GPUクーラーのデザインをユーザー自身の手でカスタマイズできる「Maker」を発表した。

 自作PCを自己表現の一環と捉えるユーザーに向けた施策。対象となるビデオカードのクーラーに取り付けられたカバーを交換して、好きなデザインに彩色/加工できる。派手なライティングエフェクトを備えた「GameRock」や、光の当たり方によって色が変化する「ColorPOP」などの試みが好評を得たことから、より自己表現しやすいコンセプトを検討した結果、Makerの実施に踏み切ったという。

 3Dプリンタ向けにカバーの3Dデータを用意しており、フラットな形状で加工のベースに向いた「クリエイターバージョン」と、あらかじめ機械カバー風のデザインが施された「ペイントバージョン」を無償で配布している。対象のビデオカードは現在のところPalit製GeForce RTX 40の「GamingPro」シリーズに限定しているが、ほかのビデオカードにもMakerの対応を検討しているとのこと。

 標準のカバー用3Dファイルは長さ300mm以上の3Dプリントが可能な機種向けだが、300mmのプリントに対応していない3Dプリンタ向けに、2ピースのデータも用意している。

「Cyberpunk 2077」をモチーフにしたカバーの装着例
加工のベースに向いた「クリエイターバージョン」
3Dプリントして色を塗るだけの「ペイントバージョン」